すべらない話 in 台湾

すべらない話 in 台湾

 

 

早くも年が明けて2か月が経ち、今さらなんですが、僕、年末年始に三泊四日で台湾に行ってたんですよ。

台湾に行くことも、出発日の一週間前に決まりましたからね。というのも、ある人からの誘いだったんですよ。

 

 

 

 

その人は、7、8年前まで一緒に同じチームでサッカーをしていたときの先輩で、彼がチームを去った数年後のある日、たまたまフットサル場で会って久しぶりに一緒にプレーしたあと、一緒にご飯を食べに行ったことからサッカー以外での付き合いが生まれました。

 

 

 

 

僕たち、チームメイトだったときは一切プライベートな話をしたことがなかったんですよ。このブログを読んでいる人はわかると思うんですが、内向型の僕がコミュ力を身につけたのはここ3、4年の話なので、当時コミュ障だった僕は、チームメイトとまともに会話ができませんでした。

 

 

※まだお読みでない方は、こちらをどうぞ。「あなたはどっち? 内向型? それとも外向型?

 

 

 

それに加えて、この先輩はドSな性格で人の好き嫌いが激しいので、僕なんて彼にとっては、人として眼中にないボウフラ(蚊の幼虫)みたいなもんでした。

 

 

 

 

その当時、僕と先輩がかけあった言葉といえば、

 

 

試合中にフォワード(相手陣地で主にゴールを狙う役割)の僕が、パスを要求する声

 

 

 

 

はいはいはい!!!

 

 

 

 

もしくは、その当時チームで2番目に若かった僕がミスする度に全員から浴びせられる罵声

 

 

 

 

なんでよー!!!!怒

 

 

 

 

そんなもんでしたね。

 

 

 

 

あの日、先輩とご飯を食べに行って、僕の考えや、当時Airbnb(エアビー)をやっていることを聞いた彼は、僕のことをおもしろい人だと興味を持ってくれるようになりました。

それから年に数回は会うようになり、ますます僕のことを気に入ってくれて、僕が初めて電子書籍を出版した際も、

 

 

本おもしろかったぜ。続編、期待してるからよ。

 

 

 

と出版して3日後にはメッセージをくれました。正直、ドSな先輩から褒められてドMの僕はとても嬉しかったですね。

そして去年の12月、「久しぶりに一緒にご飯行こう。いつが空いてる?」と、先輩から2018年初めてのメッセージが来ました。

 

 

 

特に断る理由がない僕は、行ける日をいくつかピックアップして彼に送りました。

すると、

オレも12月30日だったら空いてるけど、台湾の台北に集合でいい?

という返事が先輩から返ってきました。

 

 

 

 

フットワークの軽い僕は、すぐにでも「大丈夫です」という返事をしたかったのですが、まだ航空券を確保できるかわからなかったのと、少し行かない素振りを見せておいて最終的に行くという「ミニサプライズ」で先輩を喜ばせたかったので、

 

 

少し考えさせてください。

 

 

 

 

と返信しました。そして、その夜すぐにまだ空席があるか調べて航空券を予約して、翌日、「台北集合、了解しました!」と返信して台湾に行くことが決まったのでした。

 

 

 

その日が来ると、数日前に先に台北入りしている先輩と台北で待ち合わせをして、ついにふたりは、12月30日だというのに、2018年で初めて会ったのです。

 

 

 

 

そしてすぐに先輩は語り始めました。

 

 

 

オレ最近、自分のやりたいことを達成するためには、性欲って邪魔だと思ってるんだよね。セッ○スにかける時間がもったいない。

 

 

 

僕は思いましたね。

 

やばい、この人。2018年初の会話がこれかと。前からストイックさには驚かされていたけど、いろいろとさらに凄まじくなっている。ついに悟りを開いてブッダの境地に達したなと。

 

 

 

彼の話の続きを聞いてさらに驚かされましたね。彼は自身に満ちた表情で、真面目にその解決策を話すんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

だからとことんシコることにした(オ○二ーする)

 

 

 

 

 

その直後、会ってからすぐに握手してきた先輩の手は、ちゃんと洗われたのか気になりだしましたけどね。

 

 

 

 

 

 

僕は人と会って「お前変わってるよな」と言われるたびに思うんですけど、この先輩をはじめ、僕のことが好きな人って、僕よりも変わり者で、僕よりも変態だと思うんですよ。

はい、この発言でみんなを敵に回しましたね。では、攻撃(口撃)範囲をさらに広げてみましょう。

 

 

 

 

 

 

僕と関わる人って、みんな僕よりも変態だと思います。

 

 

よし、周りを変態にすることによって、変態な僕を平均化して普通の人にダウングレードできました。

これで内向型の僕の特徴「決して目立ちたいわけではない」をクリアしました。これで話が進められます。

 

 

 

 

そんな下ネタから始まったびっくり仰天の台湾旅行でした。

先輩と一緒に観光したり、友達と会ったりと充実した時間を過ごし、台湾旅行2日目の12月31日の夜には、先輩が事前にネットで調べていた「台湾にいる日本人の忘年会」に一緒に参加しました。

ネットで知り合った台湾に旅行で来ていたり、台湾に住んでいる男女で楽しく忘年会をして、そのあとみんなで台湾の有名なカウントダウン「台北101の花火」を見ようという会でした。

 

こんな感じでした。

 

 

 

霧がかって小雨が降る中、約5分間の台北101の花火を見終わると、「日本人の会」は解散となりました。

同じ方向に帰る僕と先輩、Kさんの3人はみんなと別れて、一緒に近くのバス停に歩いて向かいました。

 

 

 

 

歩いている途中、僕が花火を見る前から耐えていた尿意もついに我慢の限界に達してしまい、今にも漏れそうでした。

近くに公衆トイレがないか見渡しますが、高層ビルや僕たちのように帰っていく人たちが見えるだけでした。

 

 

 

 

どうしよう。このままだと本当に漏らしてしまう…と思っていると、立ち小便ができそうな絶好の草むらを発見しました。

気分はまるで、砂漠で餓死しそうな人がオアシスを見つけたかのようでしたね。

先輩とKさんに近くで待っててもらい、僕はすぐに草むらの中に飛び込みました。

 

 

 

 

長時間耐えたあとの放尿は、イクときと同じくらい、超気持ちいい!

 

 

 

 

イッた表情で無防備な僕は、待っててくれた二人に悪いと思い、早歩きで二人のもとへ戻りました。

僕が二人の前で立ち止まろうと最後の一歩を踏み出した瞬間、さっきまで振っていた雨で濡れたタイルに足をとられ、勢いよく滑ってしまいました。

 

 

 

常識的に考えて、このシチュエーションなら、そのまま転んで尻もちついて笑いものになると思うじゃないですか。

僕をそんな凡人と一緒にしないでもらいたいんですよ。

日頃からサッカーと筋トレをしている僕の体は、ボディバランスに優れ、さらにそれを強化する筋力が備わっているんですよ。

 

 

 

 

 

そんな僕の体は、「滑って転んで尻もちをつく」という運命に必死に抵抗しました。

滑り始めた直後は直線的だった僕の体は無意識に、咄嗟に上半身を後方へそらして美しいアーチを作り、まだグリップ力が戻っていない滑っている右足にかかった体重を、後方にある左足に滑らない程度に6割移しました。

気がつけば、大事故になりかねないスリップは、何事もなかったかのように終わっていたのです。

 

 

 

 

わずか一瞬のできごとでしたが、僕の体は無意識のうちに、濡れた路面や雪道などの悪路でも絶妙な駆動配分で安定した走行を支える、名車インプレッサやフォレスターでお馴染み、SUBARUの四駆システムのような働きをしたのでした。

そして、極めつけは、すべり終わったときに、自然と締めのポーズになっていたこと。

2006年トリノオリンピックの女子フィギュアスケートの金メダリスト荒川静香が、何度も厳しい練習を繰り返してやっと身につけたであろう技を、僕はいとも簡単に、無意識のうちにやってのけたのです。

 

 

 

 

 

 

 

その技とはもちろん、イナバウアーのことですよ。

 

 

 

 

 

それはまるで、雪道を走る四輪駆動のインプレッサのサンルーフ(車の天井にある窓)から体を乗り出してイナバウアーをする荒川静香のようでしたね。

 

 

 

一部始終見ていた二人は、僕の演技のあまりの美しさに声を失ってました。

 

 

 

 

そして、僕のブログを読んで、僕が筋トレしていることを知っている先輩は、我に返って僕に言ってきました。

 

お前すごいな。やっぱり鍛えるてるからか?

 

 

 

僕は自信満々に答えましたね。

 

そうなんですよ。オレめっちゃ鍛えてるから、ボディバランスが凡人と比べ物にならないんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

僕がそう言った瞬間、5人の男女のグループが僕たちのすぐ後ろを通り、そのうちの1人が滑って勢いよく尻もちをつきました。

 

 

 

 

 

 

すかさず僕は付け加えましたよ。自信満々になっている僕の声は、無意識にさらに大きくなっていました。

 

ほら、何もしてない鍛えてない凡人は、ああなるんですよ。しょうもないっすね。

 

 

僕がそういった瞬間、すべったことに笑っている男女のグループから、

 

 

滑ったやつ「ああ、ここまじ滑るわ」

友達A「大丈夫? 気をつけなきゃね」

グループ一同「ははは~www」

 

 

と日本語での会話が聞こえてきたのでした。

 

 

 

 

言葉が通じないからと思って言いたい放題だった僕に対して、まさかの日本人だったので、僕たち全員大爆笑でしたね。

穴があったら入りたい気持ちでしたよ。

 

と、まあ、ハプニングも含め楽しい台湾旅行でした。

 

 

 

 

 

 

あれ、何この空気。

これじゃ完全に僕がすべっているみたいじゃないですか。すべらない話=おもしろい話だと勝手に思い込んだのはそっちじゃないですか。

 

 

 

あ、思い返すと確かに僕は、転ばなかっただけでツルッとすべりましたね。

てことは、僕は、物理的にもネタ的にも完全にスべっているわけで

 

 

 

この話のタイトルは、

 

 

 

見事な四駆システムのSUBARUにちなんで、

 

 

 

 

 

 

SUBERUにするべきでしたね。

 

 

 

 

 

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