第23話 クアラルンプールで一番おいしいもの
夜9時頃にマレーシアのクアラルンプールに到着すると、まずは両替所でインドネシアのルピアからマレーシアの通貨リンギットに交換した。それから、宿泊先の近くまで行くバスのチケットを買うためにチケット売り場へ向かう。 列に並ぶと、オレたちの目の前に並んでいる4人グループが英語以外の言語で何やら話しているようだが、なぜか聞き取れる。 そう […]
夜9時頃にマレーシアのクアラルンプールに到着すると、まずは両替所でインドネシアのルピアからマレーシアの通貨リンギットに交換した。それから、宿泊先の近くまで行くバスのチケットを買うためにチケット売り場へ向かう。 列に並ぶと、オレたちの目の前に並んでいる4人グループが英語以外の言語で何やら話しているようだが、なぜか聞き取れる。 そう […]
2年前の夏、当時のルームメイトの日系三世のブラジル人マルセロのお父さんマサルさんが、はるばるブラジルから沖縄に1週間ほど遊びに来ていました。 長時間の飛行機の影響なのか、沖縄についてからマサルさんの耳が聞こえにくくなっていました。翌日、マサルさんが病院に行きたいということで、マルセロも一緒にみんなで耳鼻科に行くことになりました。 […]
ビアンカが帰る数日前の午後、オレとゆうやはマルセロに呼び出されてホテルの1階のレストランに座っていた。 マルセロが真剣な面持ちで話し始める。 「ゆうま、ゆうや、お前たち2人に頼みがあるんだ。ビアンカと一緒にマレーシアに行ってくれないか?」 マルセロはオレたちに、バリ島で見つけることができなかったカメラの部品をマレーシアで探して購 […]
インフィニティプールで子どもといっしょにはしゃいでいるうちに、だんだんと日が暮れてきた。 暗くなる前に帰らなければならない。オレたちは帰り支度を始めるのだが、リッキーが一向にプールから上がろうとしない。 「リッキーもう帰るぞ」 「いやだ、オレはもう少しここに残る」 リッキーは相当インフィニティプールのことが気に入ったらしく、駄々 […]
マルセロがレストランで合流して、待ちに待ったドリームビーチでのランチが始まった。 それぞれが注文した直後、マルセロが来る前から怪しくなっていた雲行きが、待ってましたとばかりに活動を開始。 小雨が降り始めたと思ったら、あっという間に目の前の綺麗なオーシャンビューを遮るほどの大雨に変わる。 単に大雨が降るだけではなく、強い風も吹き付 […]
この日、ビアンカがブラジルに帰国することが決定した。 ビアンカはブラジルで父親と一緒に仕事をしているらしく、 このバリでもしばしば父と連絡を取っていた。 ビアンカは仕事でブラジルへ戻ることになって、残念ながら ここで離脱してしまう。 面倒見のいい兄マルセロが、バリ島のデンパサール空港までしっかりとビアンカを送り届ける。 朝一、み […]
ドリームビーチについたものの、レンボンガン島に詳しいジョッタの 案内に従って、まずはここにあるもうひとつの観光スポットを目指す。 さきほどの大雨で道はぬかるんでいて泥だらけになっている。 気を抜いていると、泥に足を取られて転びそうになった。 足を見てみると、ビーチサンダルが消えている・・・。 後ろを振り返ると、片方のビーチサンダ […]
ジョッタと夜のレンボンガン島を2週もツーリングした翌朝、今日も気持ちよく目が覚めた。ジョッタはすでに部屋を出ていて、リッキーもいなくなっている。 ゆうやと一緒に1階のレストランで朝食を食べることにした。 レストランに行くと、ジョッタとリッキーが朝食を取っているところだった。 オレとゆうやも席について注文した。 今日も目の前には、 […]
まだ人々で賑わっているバーをあとにして、ジョッタを送り届けるために駐輪場からバイクを出した。ジョッタをバイクの後ろに乗せて、ゆっくりとバイクを走らせた。 バリ島の街中を走るのとは違って、レンボンガン島では十分とは言えない明るさの街灯がちらほらあるだけで、道は薄暗くて草むらから今にも獣が出てきそうな怖さがある。それと同時に、後ろに […]
前回、トラップミスをして卵を割った日から4日経って、ついに挽回するチャンスがやってきた。 冷蔵庫から卵2個取り出そうと、2個目の卵を掴んだ時だった。 ツルッ。 またもや、卵が手からすり抜けてしまった。 そして、いつも通りに、落下の勢いを殺そうと、足が自然と卵の落下点に入る。 […]