【味の新常識】「おいしさ」の錯覚 チャールズ・スペンス

【味の新常識】「おいしさ」の錯覚 チャールズ・スペンス

 

 

人間が地球の支配者になれたのも優秀な脳があるからなんですよねー。

がしかし、この優秀な脳を頼りすぎると痛い目に遭うっていうのは、ノーベル経済学賞受賞者のダニエル・カーネマンさんの「ファスト&スロー」を読めばわかります。いかに人間が愚かなことか……。

まあ要するに、僕たちは自分自身でよく考えて決断しているように思えても、人間特有の思考の癖(バイアス)があったり周りの環境に思いっきり左右されてるわけですよ。

 

 

それは食事についても例外ではありませんでした。

 

それが本書が取り上げているガストロフィジックスという、物理的なものが味覚にどう影響を与えるかというのを研究する科学分野が解き明かしてくれます。

 

つまり、五感のうちの視覚、聴覚、嗅覚、触覚が味覚にどう影響を与えているかということです。

 

 

例えば、あるレストランでムード満点のBGMがかかっていたり、薄暗い赤い照明があなたの味覚に影響を与えて、料理本来の持っているおいしさをさらに引き上げて満足感を与えてくれます。シェフの料理の腕に加えて、店内の雰囲気がおいしさをブーストアップしてくれるのです。

 

 

本書を読むことで僕たちの味覚が周りの環境からどれくらい影響を受けているかを知り、以下のメリットが得られると思います。

 

飲食店オーナーやプロの料理人の場合

・料理の味や体験でお客さんに満足してもらえる

・リピーターが増える

・収益が増える

 

一般の料理を提供をする側の場合

・食べてくれる人にさらに満足してもらえる

・男女共にモテる

 

 

ひとりで食べる場合

しょぼいスーパーの惣菜やコンビニ弁当ですら、盛り付けや使用食器を工夫するだけで美味しさアップ

ひとりの食事でも満足度アップ

 

 

 

僕たちは普段は料理自体のおいしさばかりに目が行きがちですが、それ以外の要素も実はかなり重要なんですよ。

 

 

そうなの?ってところで最後に、ガストロフィジックスが明かした驚愕の事実をひとつ紹介して締めくくりたいと思います。

 

ポテトチップスってあるじゃないですか。

あれの袋ってやけにシャカシャカ?ザクザク?、とにかく大きな音が鳴るじゃないですか。

 

なぜだと思います?

 

 

実は、音が鳴るパッケージの商品ほど売上が増えるそうな。

つまり、音が鳴るほどポテチが乾燥しているということの証明となり、パリッと美味しく食べれるということです。

 

意外ですよね! まあ、これ脳の錯覚なんですけどね。

いろんなお菓子がありますけど、その特徴的なパッケージなのにはちゃんと理由があるわけですよ。

ほかにも本書では、皿の色によって味覚が変わるという研究が紹介されてたりします。

 

まあこんな感じの、へぇーってなる興味深い話を著者のユーモアとともに楽しく読み進めていけます。

 

食べ物に携わる人は本書を読んでおくと今後役に立つかと思います。

それって全人類じゃねーかよ、というツッコミも受け付けてますんで、まあとりあえず本を読んでみるといいかもしれません。

 

 

※Kindle Unlimitedに加入の人は、今のところ無料で読めるみたいですよ。

 

 

 

 

最後に、内向型で好奇心旺盛な僕のバリでの冒険記の紹介です。

意思決定ミスりまくった『冒険で学ぶ人生のサバイバル術(上)(下)』、もしあなたが若い時にもっと挑戦するべきだったなと思っているなら、ぜひチェックしてみてください。

Kindle Unlimitedで無料となっています。