パイロット

夜間飛行 サン=テグジュペリ

    フランスのサン=テグジュペリの作品です。 現代よりもよっぽど危険で、死と隣り合わせであった当時の夜の郵便飛行についての話で、それにまつわる飛行士、整備士、社長などの人間模様が描かれた小説です。     「星の王子さま」「人間の大地」に続き、僕にとって3作目のサン=テグジュペリ作品でした。   3作目でやっと彼の感性が掴めてきた気がします。 […]

人間の大地 サン=テグジュペリ

    パイロットだった著者の体験をまとめたエッセイ。   僚友ギヨメが山に墜落して1週間後に奇跡の生還を果たした話や、著者自身が砂漠に墜落・遭難して、地獄のような『渇き』に耐えたのち、無事に生還した話などがあります。   特筆すべきなのは、ただの体験談に留まらず、その体験から「人間らしい生き方」や「人間の本質」まで思いを巡らせていること。   哲 […]