市場

第5話 オレ流シンガポール観光

    前回、神秘的な夜について語ったが、神秘的な夜にふさわしい締めくくりを語ることを忘れていた。   日本語を話す彼が僕を送ってくれたあと、僕は近くの24時間営業のコンビニで買い物してからアパートに帰ることにした。 深夜2時過ぎということもあって、僕以外に客はいなくてシーンとしているかに思われた。 そこで聞こえてきたのが、グガァー、という少し遠慮気味ないびきだ。 & […]