散歩

第5話 オレ流シンガポール観光

    前回、神秘的な夜について語ったが、神秘的な夜にふさわしい締めくくりを語ることを忘れていた。   日本語を話す彼が僕を送ってくれたあと、僕は近くの24時間営業のコンビニで買い物してからアパートに帰ることにした。 深夜2時過ぎということもあって、僕以外に客はいなくてシーンとしているかに思われた。 そこで聞こえてきたのが、グガァー、という少し遠慮気味ないびきだ。 & […]

ファンへの神対応

    先日の朝、僕がいつも通りに近所の海岸沿いを散歩していたときのことです。 海が見える散歩道までは段差になっているため、階段を上らなければなりません。僕がゆっくりと階段を上っていると、知り合いに似ている人が目の前でサイクリングしているのを見つました。 しかし、その人はサングラスをかけているため僕は本人なのか確信が持てず、もし本人ならば気づくだろうとじっーーと視線を送っていま […]

散歩中の侵入者

    ある朝、近所の海岸で僕の日課となっている散歩をしていたときのことです。 散歩中というのは、朝のシャワーに次いで二番目にクリエイティブになれる時間という研究結果があるので、僕はこの時間をとても大切にしています。 何かいいアイデアはないかと思考を巡らせているので、誰にも邪魔をされたくない時間なんです。 それを踏まえた上で僕のお話をお聞きください。     […]

散歩中に耳にしたカップルのとんでもない話

    僕は、家の近くの海岸を散歩したり、ジョギングしたりする習慣があります。     その海岸は綺麗な夕日が見られることが有名で、友達同士で来る人や、家族づれ、カップルに人気で、散歩したりベンチに座ってしゃべっている人たちがけっこういます。       先程、その海岸を散歩していて、あるカップルとすれ違った際、聞き耳を立ててい […]

シャーロック・ユウマの事件簿 犯人はおまえだったのか!?

数年前に半年間ブラジルを放浪していたときに、カナダのバンクーバーでワーホリで住んでいたときに仲良くなった友達を訪ねて、ブラジル南部のポルトアレグレという街にある彼の家に泊めてもらっていたときのことである。       その友達と彼の友達数人でウルグアイに数日間旅行して、楽しんで満足して帰って来たときに事件はすでに起きていた。       […]