頭文字D

第96話 悶絶しそうなほどのバリマッサージ

    滝ジャンプに大満足した僕とリッキーは、ウブドへ戻るためにシンガラジャをあとにした。   辺りはいつの間にか夕暮れ時となり、暗闇が徐々に空を覆い始めている。 暗くなっての山道は視界が悪くて危険なので、僕たちはペースを上げた。しかし、夕日のわずかな光は山には届かず、視界が悪い。さらに、山では先程まで雨が振っていたらしく、路面が濡れている。状況は最悪だ。   […]

第57話 あの車を追ってくれ

    僕たちはサヌールに向かうため、2台に分かれてタクシーに乗り込んだ。 部屋の振り分け方は、いつの間にかこの場合にも適用されていた。つまり、カップルか独り身かで分けられる。 マルセロとタイサ、アレックスとビビのカップル組と、僕とリッキーとゆうや独り身トリオに分かれた。       なんか独り身の3人が立場的に下に見られているような気がする。僕の […]