第7話 ヒッチハイクで国境超え

    翌朝、旅立ちの日がついにやってきた。僕はシンガポールから隣国のマレーシアへ向かう。 最後にサトシとルームメイトと朝食を食べているときに、僕はあることを思いついた。   「そうだ、ヒッチハイクで国境を越えよう」   二人は僕の発言に一瞬驚いたが、君ならできる、と後押ししてくれた。   二人と別れたあと、僕はさっそくマレーシア行きのバスが出るタ […]