先日、部屋を掃除したときのことです。
僕はこれまで半年以上アルコールを断ち、睡眠と食事を徹底して改善してきた努力が実り、毎日万全の体調で鼻炎の症状は出なくなっていました。
しかし、数カ月ぶりの掃除だったので、部屋にはホコリがたまっていたのでしょう。掃除を始めるとすぐにナイアガラの滝のように止めどなく鼻水が流れ始め、何度も嵐のようなくしゃみをするようになっていました。
ティッシュ1箱を使い切るほどの鼻水と戦いながらも、どうにか部屋の掃除を終えたあと僕は気づきました。
そろそろ扇風機が必要だ。
沖縄はすでに日中の気温が25度を超えるようになっており、高いときには20度後半にまで達します。本格的な夏がすぐそこに近づいてきているんです。
しかし、ここで暑いからと安易に部屋のエアコンの設定温度を下げると、僕がこのブログを始めてからの閲覧数の上昇率よりもはるかにすごい勢いで電気代が上昇してしまいます。それだけは避けたい。
ここでの簡単な節約術は「エアコンの設定温度はそこそこにして扇風機を併用する」だと思うんですよ。
そこで、僕はしまっておいた扇風機を出すことにしました。
その扇風機を使うのは去年の夏以来なので、やはりホコリをかぶってるんですよ。すでに僕の鼻はナイアガラの滝スイッチが入っているので、もうこれ以上、水流(鼻水の量)が増すことはありませんが、扇風機を掃除しないといけません。
さっそく扇風機の掃除に取り掛かろうとしましたが、ひとつのことに長く集中できない僕は、部屋に溜まってたダンボール(いつも水をケース買いします)が目に付き、ダンボールをまとめることにしました。
捨てるダンボールは家の裏口のスペースにまとめてあるため、そこに置こうと裏口の扉を開けました。
ダンボールを重ねると、僕は、脇に無造作に置かれていたいくつものタオルを発見しました。今日は晴れているのに、なぜかタオルが少し湿っています。きっと数日前の雨で濡れたのだろう、と思いながらタオルを拾い上げました。
どうせ、もう使わないタオルなので全部捨てようかと思ったのですが、ひとつのことに長く集中できない僕は、ここでもタオルをすぐに捨てられず、そうだ、このタオルで扇風機を拭こう、という考えが浮かびました。
面倒くさがりなので洗剤も何もつけず、僕は水で濡らして固く絞ったタオルを持って、扇風機の待つ部屋に戻りました。今思えば、ここが運命の分かれ道でしたね。
タオルで扇風機を吹き始めると、僕は違和感に気づきました。
なんか、くさいぞ。
鼻づまりではっきりとはわからないが、ナイアガラの滝のディフェンスをくぐり抜け、僕の鼻に強烈に訴えかけるツンとするニオイがあるぞ。
ニオイの原因を辿ろうと部屋中をクンクンしてみたのですが、それでもニオイのもとは見つかりません。
気のせいかと思い、再び扇風機を拭くのですが、まだ臭うんですよ。
ここで僕は考えました。あのとき、裏口でタオルが湿っていたのは何故か、そしてこのニオイ・・・
猫のオシッコでしたわ。
僕が住んでいるエリアは、野良猫が多いので確実ですね。
扇風機を洗剤で拭かずに、オシッコで拭いてしまいましたわ。僕は、扇風機にオシッコのコーティングを施工したことになりますね。
はい、そのタオルをしっかりと握っている僕の手も一緒にコーティングされてしまいましたね。
車のコーティングなら撥水効果で水を弾きますが、ただでさえ内向型なのに、鼻づまりでもわかるほどの強烈なオシッコのニオイが手にこびりついて取れない僕は、ますます人を寄せ付けなくなりそうです。
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