サイトアイコン ユウマのドキドキ、ワクワク大冒険記

ブラジル人への3割増しの優しさ

 

2013年1月、ワーキングホリデーでカナダのバンクーバーに1年間滞在したあと、ブラジルのサンパウロにいました。

その時に出会った人の言葉が今でもずっと心に残っていて、僕がブラジル人に対して通常の3割増しで優しく接する理由となっています。

 

 

 

当時僕は、バンクーバーで出会ったブラジル人の友達の家に居候させてもらっていて、1、2ヶ月の間サンパウロに滞在する予定だったので、短期間でも働けるところがないか仕事を探していました。

そんな時に、友達の父親の紹介で清掃会社を営む知人を紹介してもらい、面接も兼ねて本人と会って話をすることになりました。

 

 

 

面接の日、オーナーと対面すると会った瞬間から「優しい人」のオーラが感じ取れました。サンパウロに2ヶ月くらい滞在する予定で、その間だけ雇ってくれないかお願いすると、彼はしばらくの間考え込んでいました。

彼は、言葉を選びながらゆっくりと話し始めました。

 

 

 

「残念ながら2ヶ月くらいの短期間じゃ雇ってあげたいけど、雇えないんだ。君がもし1年以上滞在する予定なら、すぐにでも雇って就労ビザを申請することができるんだが」

「そうなんですね。わかりました。今回はサンパウロだけじゃなくて、他の街も回るので残念ながら1年はここいにいられません」

「もし、またサンパウロに来ることがあって長期間滞在する場合は、私のところに来なさい。いつでも私が雇って就労ビザを出してあげるから。困ったらいつでも相談しなさい。私が昔、日本に出稼ぎに行っていた時に日本の人たちは、いつも私に優しく接してくれて助けてくれました。だから、同じ日本人である君を助けてあげたいんだ」

 

 

 

その言葉を聞いたとき、思わずうるっときて涙を堪えるので精一杯でした。

「Muito obrigado! (どうもありがとうございます)」

やっとのことで絞り出した言葉で感謝を告げると、面接を終え帰ることにしました。

 

 

 

ほかにも、ブラジルで出会った人たちはみんな素晴らしい人で、僕を家に泊めてくれたりパーティーに連れてってくれたり、困った時に助けてくれたりと、とても良くしてくれました。だから、僕はブラジルのことが大好きで、第二の故郷のように感じています。

 

 

 

ということで、基本的には出会う人みんなに優しく接するようしている僕ですが、ブラジル人には3割増で優しくなります。もちろん、可愛いブラジル人の女の子には、4、5割増しで優しくしていますけどね。

 

 

 

モバイルバージョンを終了