EQとは自分の気持ちを自覚し制御する能力、他人の気持ちを推察し対応できる能力
知能指数として知られるIQ。同じIQ値でもEQ値が高い人の方が、社会的に成功していたり、
高い地位にいたり、幸福度が高いと言われています。
なぜなら、自分の不安や怒りの感情にうまく対処して、他人の気持ちを感じ取って、
うまく社会に適応して、自分の能力をフルに発揮できる傾向にあるからです。
同じIQの新人保険セールスマン数人集めて観察したところ、EQが高いと思われる人の方が、
EQの低いと思われる人よりも営業成績が良かったようです。
EQの低い人の考え
例、また断られたから、自分には才能が無いんだろうな。転職した方がいいのかな?
EQの高い人の考え
例、断られたけど、たまたま機嫌が悪かったのか、タイミングが悪かっただけだから、次は契約してくれるでしょう。
世界中の成功者たちは悲観的ではなく、楽観的な考えの傾向にあるようです。
自分の不安や怒りの感情にどう対処するか、それらは生まれ育った環境でほぼ確立されていきます。
子どもは生まれた時から、両親の行動、言動、全てを観察して学んでいきます。
よって、子どもの性格は両親から多大な影響を受けます。
しかし、人の性格は大人になってから変えられない訳ではなく、その人が変わることを決心さえすれば、
いつでも変えられます。
EQ は訓練次第で磨くことが可能です。
IQが重要となるのは、せいぜい大学を卒業して企業に就職するまで。そこから飛躍できるかできないかは、EQによるものが大きいのです。
EQはビジネスだけでなく、日常生活でも重要になってきます。
友達、家族、職場での周りの人とのラポール(一体感)をいかに築いて、他人に共感できるか。
その違いが、幸福感に影響します。
IQも大事だけど、EQを高めることが世界中でもっと一般化していけば、世界中で起きてる犯罪、紛争、などが減っていくのでは無いでしょうか?
この本は20年前に出版されていますが、それから世の中はどう変わったんでしょうかね。
ここ数年、心理学などのコミュニケーションの分野に興味を持っている自分にはとても新鮮に感じられました。
興味があったら、読んでみてくださいね。
ちょー古い本だから、アマゾンとかで2、300円くらいで手に入ると思います。
内容はそれ以上の価値があります。