「夢をかなえるゾウ」でおなじみの水野敬也さんの著書「たった一通の手紙が、人生を変える」を読みました。
僕がこれまでに読んだ水野さんの著書「ウケる技術」、「夢をかなえるゾウ」シリーズ、「ウケる日記」、「大金星」、「運命の恋を叶えるスタンダール」、「LOVE理論」、「スパルタ婚活塾」、オフィシャルブログ「ウケる日記」から受ける水野さんの印象は、おもしろい出来事を想像力に富んだ独特の表現で読者に伝える「おもしろくてサービス精神旺盛な人」でした。
今回読んだ「たった一通の手紙が、人生を変える」で、水野さんの表現力や発想力がおもしろさを引き立てているのはもちろんなのですが、なぜ水野さんがこんなにおもしろい話ができるのか、その裏には基盤となる考えがあることを知って理解が深まりました。
それは「相手の立場に立ち、相手を喜ばせる」です。
この本は「手紙の書き方」について書かれていますが、ベースとなるこの考えは、普段のLINEでのメッセージのやり取り、SNSでの投稿、普段の面と向かった実際のコミュニケーションに大いに役立つと思いました。
感謝の気持ちを伝えるにせよ、単に「ありがとう」を伝えるのか、具体的に「どんなことが自分にとって嬉しかったのか」を伝えるのとでは、どのような違いになるか例を見てみましょう。
先日、先輩がおもしろい人を僕に紹介したいと企画してくれた飲み会があったので参加しました。後日、それに対する感謝のメッセージを送るとします。
Before
お疲れ様です。
先日は飲み会に誘っていただき、ありがとうございました。〇〇さんはとてもおもしろい人でしたね。
とても楽しい時間を過ごせました。また誘っていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
After
お疲れ様です。
先日はお忙しい中、貴重な時間を割いて、〇〇さんを僕に紹介するために飲み会を企画していただき、ありがとうございました。
なぜ先輩が〇〇さんを紹介したかわかりました。
彼の向上心ってやばいっすね。僕のお尻にあるモチベーションの導火線に火をつけられて、やる気が爆発してしまいました。おかげでここ数日間眠れません! 先輩、責任とってください。僕を抱いてください。
ていうのは、冗談です。
先輩のおかげで、僕のモチベーションを上げてくれる〇〇さんと出会えて、双方の発展、向上につながりそうな貴重な意見交換もでき、とても有意義な時間を過ごせました。
僕も先輩にとってプラスになるようなものを提供できるようにがんばりますので、今後ともよろしくお願いします。
追伸
あのときは、通訳という形で先輩のお役に立てて光栄です。話に盛り上がって嬉しそうな先輩の顔を見れて僕も嬉しかったです。興奮しすぎている先輩の鼻息が、ときどき僕の顔に吹き付けてきましたけどね。笑
書いてるうちに僕自身が盛り上がって調子に乗ってしまいましたが、社交辞令的なBeforeのメッセージと、相手を意識したAfterのメッセージではどちらが相手にとって嬉しいメッセージでしょうか。きっとAfterの方ですよね。
あなたが文章にどれくらいユーモアを混ぜるかは相手との関係性にもよりますが、「相手の立場に立って、相手を喜ばせる」を意識するだけで、あなたが書く文章が相手に印象が変わってくるのではないでしょうか。
あなたが友達や恋人、家族に何気なく送るメッセージ、あなたがSNSに投稿することなどが、相手をどのような気持ちにさせるか想像するだけでも、いつもと印象が違ってより良い文章になるはずです。
水野さんが「相手に見せる前に何度直しても良い」とおっしゃるように、文章は何度でも手直しができます。相手を喜ばせたいという気持ちが強いほど、素敵な文章になっていくはずです。
そうしているうちに、きっと実際のコミュニケーション能力も磨かれていくでしょうね。
まずは、あなたのLINEのメッセージ、SNSに投稿する文章にひと手間かけてみてはどうでしょうか。
この記事が、あなたの人間関係がさらに深まり、あなたの幸せな時間を増やす手助けとなりますように。
僕も「相手に立場に立って、相手を喜ばせる」能力を磨いて、もっとウケるブログ、本を書けるようにがんばりまっせー。
具体的に「相手の立場に立ち、相手を喜ばせる」能力を磨きたい方はこちら
僕の著書を読んでみたいって方はこちら
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