久しぶりに小説版『君の名は』を読んでみました。
小説では映画版と違って、瀧くんと三葉のそれぞれの側から一人称で表現されています
よって、三人称でストーリーが進む映画版よりも感情移入してしまい、すでにストーリーを知ってることも相まって、初めて読む人が泣くであろう場面よりもはるか先の場面でウルっときてしまいました。
映画版では、美しく描かれた風景やストーリーと見事にマッチングした楽曲が見所のひとつですが、小説版でもそれを凌駕するほどの美しい表現の数々で、すぐに情景が頭に浮かんできました。
大切なことや人を忘れてしまう喪失感。大切な人と再び巡り会うことができた時の喜び以上の感情。感情が揺さぶられて、平常心でいることが難しい素晴らしい作品です。
映画と小説、それぞれの良さがあって、どちらもオススメの作品です。思いっきり感情を揺さぶられて、いろいろな感情を味わってみてください。