「風の歌を聴け」、「1973年のピンボール」、「羊をめぐる冒険」、村上春樹さんのデビューからの3部作を読了しました。
以前に読んだことのある「ノルウェイの森」の世界観を、村上ワールドを、思い出しました。
そこにあるものは圧倒的な喪失感。
著者が違うので当たり前なのですが、新海誠さんの「秒速五センチメートル」とはこれまた違った喪失感でした。
小説の舞台は1970年代。僕が小さい頃に「あの頃は」的なテレビ番組でしか見たことのない70年代の情景が、村上さんの描写によって僕のイメージに鮮明に映し出されました。
まるで「どこでもドア」を開けたかのように、本を開けば、すぐそこには村上ワールドが広がっていました。
続編だといわれている「ダンス・ダンス・ダンス」も気になるのでさっそくアマゾンでポチりました。
本が届くまでは、僕の大好きな「シャーロック・ホームズ」でも読んで爽快感を味わいます。
でないと、村上ワールドから帰ってこれなくなる気がします。