著者のダニエルは、てんかん、アスペルガー症候群、共感覚を抱えていて、サヴァン症候群でもある。
共感覚とは、文字や数字に色やにおい、肌触りなどを感じる感覚のことで、サヴァン症候群は、知的障害や発達障害を持つ中で、ずば抜けた記憶力や暗算力を持つ人のことを指す。
普通の人と違う彼が、幼少期にどう育って、どうやって社会で能力を発揮していったかを綴った話である。
ダニエルは、内向型の「外部の刺激に敏感」という特性が極端に振り切っていて、凄まじい記憶力と暗算力を持っている人物、という印象を受けました。
どんな不利に見える環境でも、負けずに、苦手な人とのコミュニケーションや新しい言語の習得、海外で働くことに挑戦する姿に心を打たれました。
内向型の人に特におすすめの本です。
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