オーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーは、ヒマラヤ山脈登頂の際、第二次世界大戦のためにインドでイギリス軍に捕まってしまった。
彼は収容所から仲間たちと脱獄し、チベットを目指すのだった……。
この本には、当時のチベットの人々の生活だけでなく、チベットに到達するまでの超過酷な道のりが記されています。
極寒の山道を凍傷になりながらも、充分に食料が無いながらも、著者は2年かけて、ついにチベットの首都ラサに到達します。
ラサでは、著者の知識や技術を総動員して水路や映画館を作ったり、造園したり、当時14歳のダライ・ラマの家庭教師になったりと、多大なる貢献を果たしました。
最終的には、中国のチベットへの軍事侵攻によって、チベットから出て行かなければなりませんでした。
仏教がチベット人にとってどのような意味を持ち、チベット人の日々の生活にどのような影響を与えているのか。
6、70年前のチベット人から学べることは多い。
タイムスリップして、著者と一緒にチベットの生活を体験してみませんか?