世界的な投資家ジム・ロジャーズがバイクで世界中にある全ての大陸を周った話。
この本はただの冒険記にあらず。
著者の鋭い視点からの90年代初期の各国の政治・経済の状況が学べ、各国で何を根拠にその先の経済が良くなると予想し投資するに至ったかを学べます。
社会主義や共産主義により堕落した国々、国が介入することにより競争性が失われ莫大な負債を抱える国。日本のバブル期のようなスーパーインフレの国など、著書が鋭く分析しぶった切っていきます。
この本を読むことで、歴史を知り、自分の目で直接見て考えることがいかに重要かがわかります。
投資に興味がない人にも『世界を知る』ということにおいて、ものすごく勉強になる一冊です。
ちなみに、冒険好きな僕はこの本から、『自家用車で世界を周れるんだ!』というインスピレーションを受けました。
愛車で日本一周を達成したあとに目指すものが見えてきました。
最後に、著者が親交のある翻訳者に贈った超カッコいい言葉を。
『人生は短い。遠くまで行け。そして深く考えよ』
P.S.ジム・ロジャーズさん、ごめんなさい。本にコーヒーをこぼしてふやけてしまいました。
最後に、内向型で好奇心旺盛な僕のバリでの冒険記の紹介です。
『冒険で学ぶ人生のサバイバル術(上)(下)』、もしあなたが若い時にもっと挑戦するべきだったなと思っているなら、ぜひチェックしてみてください。
Kindle Unlimitedで無料となっています。