2008年から2012年まで美しいパスサッカーで、たくさんのタイトルを獲得してきたバルサ。
そのプレースタイルを浸透させた監督グアルディオラを取材したまとめ本です。
バルサの次に率いたバイエルンでも同じスタイルを貫くかと思えば、そうではなかった。
彼のスタイルは選手ありきで考え、対戦相手ありきで考える、柔軟なものであった。
本を読み進めていくうちに、彼の凄まじい学習意欲、向上心に驚かされた。
ラグビーやバレーの監督、チェスのチャンピオンたち、あげくの果てにはライバルチームの監督とすら積極的に交流して学ぼうとする姿勢は、僕たちも見習うべきである。
彼の行動全てが世の中の成功している人たちと類似している。
敗北もそうだが、勝利した試合ですら冷静に分析してさらに改善しようとする姿勢。
彼の成功は必然としか思えない。
この本を読むには、サッカーのことを知らないと難しいかもしれない。
しかし、これから何か目標を達成したい人や何かに挑戦している人には、おすすめの1冊です。
グアルディオラさん、まじ惚れました。