ちょっと前にメンタリストDaiGoさんのクリティカルシンキングの動画で、ソクラテス式自問自答法が解説されていました。
その動画で哲学者ソクラテスに興味を持ったことで、これまで哲学系の本は読んだことはありませんでしたが、この本にたどり着きました。
『ソクラテスの弁明』は、同じく哲学者のプラトンによって約2400年前に書かれました。
無知であることを思い知らされたことによって反感を買って訴えられたソクラテスの法廷弁論の内容が記されています。
ソクラテスは、一番大切なことは、単に生きることではなく、善く生きることである、と言います。
善く生きるとは、どういう意味でしょうか。
たくさん仕事をがんばって、たくさんの財産を築くことでしょうか。
それとも善い行いをして生きることでしょうか。
簡単に逃げ出せる状況だったにも関わらず、刑(死刑)を受けることを選んだソクラテスが伝えたかったことは何でしょうか。
『生きる』ということの本質を考えさせられます。
この本は一回読んだだけでは理解できないと思います。
人生の節目ごとに読むようなバイブル的存在なのかもしれません。
僕は、『自分が何も知らない』ということを知っている。
だから、今日も本を読んで知識を身につけ、新しいことに挑戦し、新しい経験を積んでいく。
ソクラテスのおやっさん、僕、がんばるよ。