今でこそ注目を集めている『eスポーツ』ですが、この本が出版された2014年の時点では全然知られていなかったように思います。
そんな時代に公務員になるか、プロゲーマーになるかの決断に迫られた著者。
もちろん、プロゲーマーになることを決意した著者の決断力も凄いのですが、著者の先輩や父親のアドバイスもかなり重要だったと思います。
ほとんどの友人が「公務員になるべき」とアドバイスする中で、著者の先輩は「あなたにしかできないことをやったほうがいい」と言ってくれたり、「好きなことをやれ。東大卒の肩書きは、ゲーム界の発展ともに役立てられるはず」と父親はアドバイスしました。
2人の新しいことに対する開放性の高さが伺えますね。
大半の人は、みんながやってることをやることで安心を得るという、名著『影響力の武器』に出てくる「社会的証明」という行動を取ります。
しかし、その先にあるのは大半の人と同じような未来です。
誰もやっていないことをやることは怖いことですが、それが成功した時には、その分野の第一人者になれますね。
少数派でいいじゃないですか。
この本では、ゲームに夢中になる子供の視点、研究者の視点、東大生の視点、就活生の視点、プロゲーマーの視点などが得られます。
合理主義な著者は、いろいろと経験する中で、いかに情熱が大切かということにたどり着きました。
あなたが情熱を傾けているものは何ですか?
プロゲーマーも今では立派な職業です。年収1億を超える人もいるほどです。しかも、まだまだ発展途上。
テクノロジーが急速に進化していて、何がヒットするかわからない時代に僕たちは生きてるんです。
好奇心を持ってチャレンジしていきましょうよ。