『知ってましたか?』
文章術は学べるんです。
この本は言語学者の瀬戸賢一さんによって書かれたもので、豊富な具体例があってわかりやすい解説でした。
もちろん、文章は読むだけでなく書かなければ鍛えられませんが、論理を知ってるのと知らないのとでは、文章力に大きな差が出るのではないでしょうか。
現にこの本を読んで、文末を工夫するだけで、文の全体の印象がかなり変わることが実感できました。
千年も昔、僕が学校で習った『倒置法』や『体言止め』などの用法解説もあって、文章についてかなり理解が深まりました。
僕が電子書籍を執筆するときに苦労していた文末も、この本を読めば、こんなに楽しいものなのか、と印象が変わりましたね。
これはまるで、無愛想だと思っていた人と話してみると、意外にも照れ屋で好感が持てるキャラだった、という感じ。
今まで著者の言わんとすることを理解するので精一杯だった読書も、著者の表現の仕方も含めて楽しんでいけそうです。
この本は、文章を書く人にかなりオススメ。
著者の別著『よくわかるメタファー』も読んでみたくなりました。
メタファー(比喩表現、たとえ)は、難しい話を他者にわかってもらうために重要な表現です。
つまり、子どもにとって難しい話をする際に、大人たちが簡単な言葉を使って説明するのと同じ役割を果たします。
たとえ上手は説明上手。
もっと勉強しようっと。
最後に、内向型で好奇心旺盛な僕のバリでの冒険記の紹介です。
『冒険で学ぶ人生のサバイバル術(上)(下)』、もしあなたが若い時にもっと挑戦するべきだったなと思っているなら、ぜひチェックしてみてください。
Kindle Unlimitedで無料となっています。