世の中には、リーダーは部下に尊敬されるべし、良い人であれ、みたいなリーダー論に関する本や、良いことだけ書かれた企業CEOの自伝本があふれています。
みなさんもスティーブ・ジョブズの話やデール・カーネギーの自己啓発本なんかを、一度は読んだことがあると思います。
しかし、世の中に出回る話はみんなが感動するような、もう少し正確に言えば、みんなが聞きたいような話で溢れています。
なぜみんなが聞きたい話で溢れているのか、それはその方が本の売り上げも上がるし、CEOのイメージも良くなりますよね。
でもどんな根拠があって「早朝出勤してトイレ掃除するべし」とか主張しているのでしょうか。ちゃんとそうすることによって業績がアップしたなどの検証は行われたのでしょうか。
そんな世の中に出回る気分の良くなるストーリーや方法論をメッタ切りにするのが、ジェフリー・フェファーさんのこの2冊です。マジで衝撃を受けますからね。笑
世の中に出回るCEOの自伝本やリーダー本には、その人が権力を獲得した後に書かれたのが大半で、その人が権力を獲得するまでにどんな行動をしていたのかなどは書かれていないことがほとんど。
本書では著者にキャリアアップなど相談を持ちかけてきた人の行動と結果をもとにしたケーススタディや、業績不振や解雇される際にどんな行動をとったかなどもデータを集めたりしています。
データが示す地位を得るためや苦境に陥った際のマネージャーやCEOたちの行動は、僕たちが思っているようなものとは真逆でした。
退社寸前に自分の給料を上げたり、莫大な退職金とともに退社するほうが、むしろ多数派だったのです。
他にも、味方と思ってた同僚にクビにされたり、地位を横取りされたりなどは日常茶飯事。
スティーブ・ジョブズなんか、自分が作ったアップルを役員たちによって追い出されましたからね。
ということは、僕たちがこのような行動が多数派の社会で被害なく生き残るには、もしくは地位を得たいのなら、見たくない現実にしっかりと目を向けて、対策をしたり地位を得るための最適な行動を起こさなければなりません。
それがまとめられているのがこの2冊というわけです。
日常的に上司に口答えする、反対意見を言おうとしている方は是非とも一読されたし。
あなたは反対意見を言われて気持ちよくなるタイプですか?
そうじゃなければ知っておいた方が良い耳寄り情報がバーゲンセールのように本書に溢れてましたよー。
権力を持つ人がどういう人たちなのか知っておくと対策できるかも↓
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てことで、やたらとグループの主導権を握りたがるブラジル人たちと過ごした僕のバリでの冒険記の紹介です。
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