本当にAI(人工知能)に私たち人類の仕事は奪われるのでしょうか?
2000年代に入ってからというもの、徐々にAIが注目を浴びていますよね。
当初は、「すごい」というリアクションが多かったかもしれませんが、今では「 AIに仕事が奪われる」という心配も出てきました。
実際のところ、AIには何ができるのでしょうか?
それを解説しつつ、私たち人間の強みが何なのか、実はその強みは失われつつある、ということを明らかにするのが本書です。
本書を読むことでこれから高確率で訪れる未来に対してどんなポジションを取れば有利になるのか、ということがわかってくるかと思います。
そして、AIに支配される未来が来ないということも知って、今夜も安心して眠れるかと思います。笑
この記事では、以下の点に焦点を当てたいと思います。
・人間がAIに勝つ方法
・読解力ロスト
それではレッツ・ゴー!
人間がAIに勝つ方法
本書ではAIによる東大受験合格を目指した「東ロボ」くんをベースにAIは何が得意で、何が不得意なのかが明らかになります。
何が得意なのかというと計算です。
電卓を想像してほしいのですが、数字を入れると瞬時に答えが導き出されますよね。あれです。
そんでもってAIの場合、莫大なデータを扱えるので莫大な過去の事例から確率を求めたり、統計的に正しい答えを導き出せたりするのです。
例えば、あなたがAmazonで筋トレ器具を購入した場合、筋トレ用グローブを購入したりプロテインをおすすめされます。
これは同じような商品を購入した他の人たちが、上記のような商品も購入することが統計的に多いためです。
Amazonのシステムがすべての購入データを元に導き出した、「あなたに追加で売りやすい商品」という答えです。
そのことを踏まえて、ここでこの先AIに奪われるであろうとされる仕事を紹介しておきます。
※現代ビジネスより引用
「無人コンビニもすでにあるし、レジ係とかはなくなるだろうな」と思いつつも、「え、その仕事もなくなるの!」と思ったんではないでしょうか。
データ入力、単純作業、プロセスが決まっている反復作業の仕事が多いんじゃないでしょうか。
では逆にAIに代替される可能性が低い仕事をみてみましょうか。
クリエイティブな仕事、マネジメント、人命などの命に関わる仕事、共感力が求められる仕事が多いんじゃないでしょうか。
つまり、創造性、共感力、相手や状況に応じたマネジメント力、コンサル力、などがAIの弱点であり、私たち人間が勝てる分野ですね。
必ずAIに先に挙げた仕事が奪われると決まったわけではないですけど、AIの得意分野なのでなくなる可能性がかなり高いということです。
今後はなくなら仕事に共通する創造性、共感力、相手や状況に応じたマネジメント力、コンサル力、これらが私たち人間が身につけてAIに対抗するための武器ですね。
映画「ターミネーター」みたいにロボットが支配する未来は、少なくとも僕たちが生きている間には来ないそうなので安心してください。そこだけは。
読解力ロスト
AIには支配されない世の中がしばらく続きそうで、上記にあげた人間にしかできないスキルを身につけたら大丈夫と思ったあなた、実は全然安心できない世の中になっているみたいですよ。
AIにできない仕事を人間がやればいいのですが、その仕事をするには専門知識や専門スキルを要します。
それらを身につけるにはテキストやマニュアル、専門書などを読んでインプットしますよね。その際に必要なのが「読解力」です。
そして悲しいことに、現代の中高生の3人に1人が簡単な文章が読めないそうです。
つまり読解力がなければ、読んで理解して身につけるスキルも身につけられないのです。
現代の読解力がないことを示す良い例がツイッターではないでしょうか。
あるツイートに対して書かれてないことまで勝手に解釈して炎上するという流れが頻繁に起こっていますよね。
それに、YouTubeやTikTokなど映像媒体でのメディアが今の主流になってきていますよね。
映像だと理解していなくても理解した気になれるからというのも、要因のひとつではないでしょうか。
そんな読解力がない人たちが増えている現代社会(にほんだけではありません)、この先どうなっていくのか、さらに、どうしたらいいのか、というのを付け加えて本書は締めくくられています。
気になった方は、ぜひ一読されることをおすすめします。
恐怖は常に、無知から生まれる。知識は恐怖の解毒剤である。
by エマーソン(アメリカの哲学者)
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