サイトアイコン ユウマのドキドキ、ワクワク大冒険記

文豪 どうかしてる逸話集 進士素丸

 

 

最近の世の中、芸能人の不倫などちょっと間違ったことや倫理に反することしただけで炎上して、謝罪会見までするはめになったりしてますね。

しかし、この本で文豪たちがどんな大胆な常識に縛られない振る舞いをしてきたか知ることで、どれだけ今の世の中が器が小さくなってしまったか知ることになるでしょう。

 

 

例えば、太宰治は『走れメロス』を自分が実際に体験したことをもとにして書かれたと言われています。

その体験というのが、自分が宿泊した宿の宿代が払えず親友を人質にしたのですが、メロスがセリヌンティウスのために一生懸命走ったのとは対照的に、太宰は走りもしなかったし知らん顔でのんきに友人と将棋をしていた。

 

 

こんな話はまだまだかわいいもので、妻の妹(15歳)に惚れ、妻に惚れた親友に妻を譲って(離婚)妻の妹にアタックするもフラれるという文豪がいたり、弟子にとった15歳の女の子に恋する文豪がいたり、何度も自殺未遂を繰り返す文豪もいたりと、まさに破天荒。

 

借金まみれ、女遊び、酒、ギャンブルなどありとあらゆる最低と思われる行動が、彼らにとっては日常茶飯事だったのです。

 

これらのエピソードを知ると、自分なんかクソ真面目すぎることを実感するでしょうね。

真似するべきとはいいませんが、落ち込んだ時に思い出すとかなり心が楽になるのではないでしょうか。

 

 

科学的には、創造性の高い人は神経症的傾向が高い(メンタル的に病みやすい)と言われています。

どうりで自殺未遂を繰り返したり、実際に自殺をする文豪がいたわけです。

しかし、繊細で傷つきやすく感受性が高かったからこそ、現代にのこる名作といわれる数々の作品を生み出してきたのでしょう。

 

本書のエピソードを思い出して、作者の性格や人間性を想像しながら彼らの作品を読んでいくと違った視点で彼らの作品を楽しめるかもしれませんね。

 

 

 

 

最後に、内向型で好奇心旺盛な僕が文豪たちに負けないくらいド派手にやらかしたバリでの冒険記の紹介です。

バリでの数々の身体的にもメンタル的にも自殺行為と思える体験をした『冒険で学ぶ人生のサバイバル術(上)(下)』、もしあなたが『こいつよりはオレの方がイケてる的な優越感』に浸りたい場合は、ぜひチェックしてみてください。

Kindle Unlimitedで無料となっています。

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