SFの父と呼ばれるフランスの小説家ジュール・ヴェルヌが1870年に出版したのが「海底二万里」です。
これを見て真っ先にツッコみたくなるのが、二万里ってどれくらいだよ、ってところですよね。
二万里が何キロなのか……
自分でググってください。ウソです。笑
二万里は約7.8万キロで地球約2周分だそうです。
そう、海底二万里というのは、海底を7.8万キロ旅する小説です。
決して海底7.8万キロまで潜っていった話ではありません。地球の深さは場所によって違いますが、5~70キロメートルらしいです。
海底7.8万キロって地球を突き抜けまくってますからね。
話がそれてしまったので、小説の内容に戻りましょう。
小説の内容を簡単にまとめますと、世界各地で船が怪物によって沈められていたので、その怪物を退治しようと人々は船で怪物を探し回ったわけです。
しかし、その怪物は実はその時代の科学のはるか先を行くバカっ早の潜水艦で、船は逆に潜水艦に追いかけられて大破してまいました。
その船に乗り合わせていた教授とその助手、捕鯨のエキスパートの男が幸運(不運?)なことに潜水艦に捕らえられ、ネモ艦長と一緒にまだ人類が見たことのない海底を旅するという話です。
何がすごいかって、ジュール・ヴェルヌの博学ぶりですよ。
この小説には海洋生物や機械的なもの、地質学など、当時の最先端の科学的な知識を詰め込まれているので、SFであるとわかっていても読んでいる間はストーリーに引き込まれ、自分が実際に海底を旅しているように感じられるわけです。
文章力だけじゃここまでたくさんの人を魅了した話は書けないと思います。
しかも、最後のオチが読む人それぞれに解釈の余地を与える終わり方で、この作品のおもしろさをさらに引き立てています。
実はこの作品、ディズニーが1954年に映画化して実写版を作っています。
そっちの方も気になって、僕は小説を読み終わってすぐに映画の方も観てみました。
感想はというと、
うーん……微妙。
という感じです。
悪くはないんですけど、他の小説が原作の映画にも言えるように、2時間だけじゃ作品を語るには足りないんですよね。
その証拠に、ストーリーがかなりカットされているし、アメリカ映画っぽく変えられているんですよねー。
まあ、それが悪いわけではないですけども、小説とは別物として観たほうが楽しめるかと思います。
僕は行ったことないんですけど、東京ディズニーシーのアトラクションにもあるみたいですね。死ぬまでに一度は行ってみたいと思います。
というわけで、今回はこのへんで。
冒険好きならば、ジュール・ヴェルヌの小説はかなりおすすめです。科学的な知識も身に付きますしね。
最後に、こういった冒険小説から影響を受けた僕が実際に体験した、ありえないことばかりが起こったバリでの冒険記の紹介です。
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