SFの父と呼ばれるジュール・ヴェルヌの小説です。
前回は「海底二万里」で世界中の海底を冒険しましたが、今回は月に行ってきました。
アメリカの南北戦争終結後の1860年代、戦争がなくなり退屈していた大砲好きたちが集う大砲クラブで会長が、大砲で砲弾を月に送り込むということを前代未聞の挑戦を世間に発表しました。
それを聞きつけた物好きなフランス人が「それに乗って月に行きたい」と言ったことから、月世界旅行の話が進んでいきます。
ヴェルヌさん、大砲をぶっ放して月に旅行するっていう発想力が素晴らしすぎます。
常識に縛られていてはそんな発想は無理っすね。
話の中では、砲弾を月まで飛ばすには砲弾の重さ、大砲の大きさなど細かな計算まで記していて、それが実際に間違っていようと合っていようと、ストーリーにかなり信憑性を持たせていて話に引き込まれます。
「月世界旅行」で砲弾を月に飛ばすまで、「月世界へ行く」でその砲弾がどうなったかという流れになります。
ジュール・ヴェルヌの小説はやはり、想像力を刺激されます。
毎日同じことの繰り返しで日常に飽き飽きしている人におすすめです。
脳は頭に思い描いたイメージと現実に見ていることを区別しないので、冒険小説を読むだけで疑似体験ができるわけですよ。
さあ、冒険に出かけましょう!
ちなみに、昔ポンキッキーズの「さあ冒険だ」の曲で流れていた映像は、小説をもとに1902年に映画化された「月世界旅行」の映像が使われています。
最後に、こういった冒険小説から影響を受けた僕が実際に体験した、ありえないことばかりが起こったバリでの冒険記の紹介です。
『冒険で学ぶ人生のサバイバル術(上)(下)』、もし興味があればチェックしてみてください。
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