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【実は専門家の予測は……】超予測力 不確実な先を読む10カ条 フィリップ・E・テトロック & ダン・ガードナー

 

 

どうも、ユウマです。

あなたの周りに予測不能な人って一人はいますよね。そんな人になりたいって思っている僕であります。

 

とまあ、人物に関しては予測不能だと面白いのですが、未来に関しては予測できた方が有利なであったり安心できることが多いですよね。

今回は評価が高くて予測力を大いに高めてくれるであろう一冊を紹介します。

 

 

 

今回紹介するのがこちらです↓

 

一般人の中から予測ゲームに参加してもらって、その中でも特に予測力が高い人は特徴を持っていて、どんな方法で予測しているのか、といったことを科学的にまとめた本になります。

 

本書の中から以下の3点をピックアップしてみました。

・専門家の予測力

・超予測力を持つ人の特徴

・超予測力のメリット

 

 

 

専門家の予測力

ニュースや新聞でよく経済学者や経済評論家なる人が今後の経済を予想したりしますが、実のところ、彼らの予測はチンパンジーがダーツを投げるくらいの的中だそうな。

つまり、僕たちが思っているほど高くなく、素人よりわずかに高いくらいです。

しかし、彼らは自信満々に話すし、「経済学者」といった肩書きで信用してしまいますよね。これは以前に紹介した「影響力の武器」でも説得力を高める要素として言及されています。

 

こういった予測は、ものごとが起こったあとに予測が的中したのかといったことが検証されないことがほとんどです。

これも以前に紹介した天才たちの効率の良い練習方法はフィードバックを得て改善するとは反することなので、そりゃあ予測力が上がるわけがありません。

 

こういった具合に、根拠もなしに自信満々に予測を立てる専門家には注意が必要です。

では、本書で取り上げられる超予測力を持つ人たちは何が違うのでしょうか。

 

 

超予測力を持つ人の特徴

超予測力を持つ人たちは「挑戦、失敗、分析、修正、再挑戦」の五つのサイクルを繰り返します。

このサイクルを繰り返すのにかかせないのが、人の能力は練習次第でいくらでも伸ばしていけるという「成長マインドセット」と、挫折や失敗に直面しても目標に向かって粘り強くやり抜く力「グリット」の2つのマインドセットです。

 

これに加えて、彼らに見える特徴が予測に数式は使わないけど数学が得意で、知識欲があるということです。

数学が得意な人は論理的思考ができて、知識欲があるということはいろんなジャンルの豊富な知識を手にいれるので、いろんな視点からものごとをみることができるのです。

よって、豊富な情報から判断して論理的に予測を立てていくゆえに、超予測力を発揮できるのでしょうね。

 

 

 

超予測力のメリット

このトピックは、これまでにいろんなジャンルの本を何百冊と読んできた僕の考察になります。

 

先ほども述べたように、超予測力を持つ人たちは知識欲が強い、つまり好奇心旺盛なのです。

ということは、ひとつの情報を手に入れたら、なぜそうなるのだろうか、とそれに関連する情報を集めること傾向があるはずです。

ということは、ニュースやネット記事で陰謀論が出回ったりしても、すぐには信用しないでさまざまな情報を集めて吟味するので騙されにくいということになります。

 

 

さらに、豊富な知識を持ち合わせているので、知識同士を組み合わせて新しいアイデアを生み出したりと「創造性」も高いはずです。

というのも、「アイデアのちから」という本であるように、アイデアの大半は既存のアイデア同士の新しい組み合わせであるからです。

「iPhone = 携帯電話 + 音楽プレーヤー + インターネット」がいい例ではないでしょうか。

 

騙されにくい、高い創造性、この二つがあるだけでかなり人生がイージーモードになりそうですね。

 

 

まとめ

本書には他にも、アメリカが9.11テロの首謀者ビン・ラディンを確保する際の舞台裏、特に、突撃した場所に本人がいる確率を割り出した話や、僕たちが予測力を高めるための10の心得などが示されていて、とても興味深い内容です。

少しでも予測力を高めてあなたの未来の人生設計に役立てたり、リスクを避けるのに有効利用してみてはいかがでしょうか。

 

 

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