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【まとめ】内向型の生き方戦略を読んでみた

 

 

最近、研究が進んで内向型の驚くべき才能が次々と明らかになっているようですが、まだまだ内向型が理解されている感じはしないですね。外向型が良しとされる社会ですので、内向型の人も外向的に振る舞うように強制、誘導されることもしばしばです。

本人でさえも、自分が内向型だと知らないこともありますよね。

 

今回僕が紹介する本はこちらです。どうやらKindleでしか販売されてないようです。Kindle unlimitedの対象なので、メンバーの方は無料です。

 

 

 

 

本では、内向型がいかに外向型に変われるかといったことではなく、内向型が自分の特性を知り、どう力を発揮していくかということに焦点が当てられています。

もしあなたが内向型、もしくは内向型のお子さんをお持ちなら、この記事を読み終わる頃にはこの本が読みたくなっているでしょう。

 

 

社会維持型と境地開拓型

「内向型を強みにする」「内向型人間のすごい力」でもあったように、外向型と内向型の違いは刺激に対する感度と述べられている。

 

外向型は刺激に鈍感なので、パーティー(大人数での飲み会など)やギャンブル性の高いものを好む傾向にある。外部的報酬(金、名誉、地位、肩書、賞賛)を求める。

 

対して内向型は敏感なので、外向型のように過ごすと刺激が強すぎるので、ひとりになってエネルギーを充電する必要があります。ひとりか2、3人の少数グループで過ごす方が好き、内部的報酬(興味、関心、好奇心、楽しさなど)をモチベーションとする。

 

 

それぞれにはこういった特徴があります。

 

 

この本のおもしろいところは、外向型を社会維持型、内向型を境地開拓型と定義しているところ。

 

社会維持型は、近場で社会集団を作り、種の個体数を保つ役割を担っている。

境地開拓型は、単独もしくは少数のチームを組織して、遠くまで赴き、新境地を開拓する役割を担っている。

 

500万年という人類の進化の過程で、どちらか一方だけでは、環境変動や自然災害が起こったときに絶滅しやすいので、人類の発展と繁栄のためにこのような違いを持つようになったと推測する。と著者は述べています。

 

 

社会維持型と境地開拓型の比率は8:2。ゆえに、少数派の境地開拓型は、社会維持型中心の社会では「変人」扱いされてしまいます。

 

社会では、協調性やチームプレイが大切なのでコミュニケーション能力を大切にする。社会全体に影響を及ぼす脅威には敏感に反応して、声を大にして社会に脅威を伝え、周囲を変えようとする。

 

境地に向かう場合、危険な場所なので、刺激に対して鋭いほうがすばやく危険を察知できる。単独か少数の信頼できる仲間と行動するほうが身軽なので、ひとりでいても苦にならない性格が役立つ。

境地では環境を変えるのはほぼ不可能なので、自分自身を変えて適応しようとする。

 

 

他人との距離感

社会維持型は距離が近いほど親密で、境地開拓型は適度な距離感を保てるほど親密であると言える。

不用意に自分の領域に踏み込まないと安心すると、少しずつ心を開いて打ち解けるというのが境地開拓型の親密さになるので、適度に距離を保ちつつ、時間をかけて培っていくほうがいい。

 

 

境地開拓型の僕も今までは、家族や親しい友人にすら、何枚か存在する心の扉(親密度によって入ってこれる領域が違う)の最後の1枚が開けないので、自分自身を冷たい人間なのかなと悩んでいました。しかし、この本でやっと腑に落ちました。僕には、自分以外の人と適度な距離感が必要なんだなと。

 

 

「家族や近い友人には本心を打ち明けられないけれど、SNSやブログ、趣味の集まりなどの場では心を打ち明けられる」という人も多いのではないでしょうか。と著者は言います。

 

 

はい、僕ですけど、何か?

 

 

 

境地開拓型が才能を発揮する方法

「社会」で境地開拓型は変人扱いされるため、個性を発揮しづらいです。それなら境地に行ってしまいましょう。

境地に行くといっても、本当に外国に行ってしまうということではなく、自分の部屋から始められます。

境地開拓型の創造力を活かして、物を作るでもいいし、ブログを書くなど、何かあなたの好奇心を刺激するものがあるはずです。アイディアを社会維持型に話しても、変人扱いされているあなたは「社会」で理解されずに、ネガティブな意見をもらう可能性が高いので、周りに相談する前にさっさと始めちゃいましょう。

 

何かを始めるのに完璧なタイミングなんて一生訪れません。今すぐ始めちゃいましょう。

人目を気にせずできるのは、自分の部屋。自分の部屋からすべてが始まります。ひとりの時間があなたの能力を発揮するときです。

引きこもってもいいんですよ。

もし、境地開拓型のお子さんを持つ親御さんなら、自由と熱中できることを、社会維持型の子ならチームプレイと競争を与えましょう。

 

 

境地開拓型の子は、熱中できることがころころと変わるかもしれません。しかしそれは、好奇心の表れなので、それでいいのです。大切なのは、好奇心とともに「好奇心の示す方向に向かっていい」と自分に許可を出せるようになることです。

そうすることによって、大人になっても好奇心を持ち続け、偉業を達成しているかもしれませんね。

 

社会維持型の子は刺激に対して鈍感なため、チームプレイと競争を与えると、刺激の強い「人とのやりとり」や「競争」があると心地よさを感じます。

 

 

 

 

まとめ

海外と比べ内向型が多いであろう日本でも、外向型が大半を締めています。学校で教わることは、基本的に外向型向けの社会でその一人としてどう生きるかしか習いません。内向型が自分の強みを発揮するには、まずは自分の特性を知らなければなりません。

虐待など普通じゃない環境で育つなどを除けば、人間の性格の半分は遺伝で決まってしまうため(残りの約40%は人間関係、約10%が親の育て方)、現在の自分の性格を知り、強みを活かすということは理にかなっていると言えるでしょう。

 

僕自身も内向型に関する本を読むのは3冊目ですが、いくつも新しい発見があり、自分の能力を発揮するのに役立ちそうです。

内向型の人に非常におすすめの本でした。気になった方は読んでみてください。ではでは。

 

 

 

 

 

 

 

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