【心配しなくていいよ】スーザン・ケインさんの内向型人間のすごい力を読んでみた

【心配しなくていいよ】スーザン・ケインさんの内向型人間のすごい力を読んでみた

 

 

大人数の飲み会で息苦しさを感じたり、雑談など興味のないことにはとことん興味がない僕は、これらが典型的な内向型の特徴で、自分がバリバリの内向型人間であることを知りました。自分が内向型人間であることを知って、どう行動すれば無駄にエネルギーを消費せずに強みを活かせるかということがわかりました。

 

 

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今回、内向型人間についてさらに理解を深めるため、内向型人間のバイブルのひとつと言われる『内向型人間のすごい力』を読んだので、本の中から僕が気になった部分をいくつかピックアップしてまとめてみました。

 

 

 

内向型と外向型の違い

内向型と外向型の根本的な違いは、刺激に対する反応です。内向型は高反応で外向型は低反応なのです。

500人の生後4か月の赤ん坊に録音した音を聞かせたり、色鮮やかんものを見せたり、アルコールのにおいを嗅がせたりして反応を調べた研究があります。

そのうち20%が泣いたり手足をばたつかせたりと高反応を示した。40%が落ち着いたままだったり、あまり反応を示さない低反応だった。残りの40%は、低反応と高反応の中間の反応を示した。

その赤ん坊たちが2、4、7、11歳になるたびに刺激に対する反応を調べたり、両親に子供の普段の行動や様子を伺った結果、ほとんどの低反応の子供は外向的な性格、高反応の子供は内向的な性格に育っていたことがわかった。

 

つまり、内向型か外向型は生まれつき決まっていて、根本的な気質は変えられないということになります。

 

僕は初対面の人と会ったり大人数と集まったときに、人とうまく話せないことを変えたいと思い、これまでにたくさんの自己啓発本やコミュニケーション術の本で学び、それを実践してコミュニケーション能力の向上に努めてきました。確かに以前と比べて話せるようにはなったのですが、初対面の人と会った日や大人数の飲み会では今でも不安で、その日の終わりにはどっと疲れが出てしまいます。

外向性を身につけることも大切かもしれませんが、持っていない能力を身につけることよりも持っている能力をどう伸ばして、どう活かすかが、今後の人生での成功や幸福度に関わってくるのではないでしょうか。

 

 

内向型の強み

もしあなたが内向型なら、まずはあなたの強みを知りましょう。強みを知ることで強みを活かす戦略を立てられます。

内向型の主な強み

  • よく考える
  • よく観察する
  • よく聞く
  • 共感力が高い
  • ひとつのことに集中する
  • 友達は多くはないが、深い関係を築きやすい
  • 創造性が高い
  • 忍耐力がある

など

 

 

 

内向型の有名人

現代社会はほとんどが外向型人間のために作られています。学校ではみんなの前で発表できる人や友達が多い方が良しとされ、会社ではオープンオフィスに座りあちこちから聞こえる雑音で集中できなかったり、同僚や取引先との付き合いなど、内向型に不利な状況がありとあらゆる場所に存在しています。

そんな環境に負けずに自分と向き合い、偉業を成し遂げた人たちがいます。内向型のあなたも周りが気づかない素晴らしいポテンシャルを秘めています。

 

 

  • アルバート・アインシュタイン(天才)
  • トーマス・エジソン(発明家)
  • マハトマ・ガンジー(インド独立の父)
  • ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)
  • ウォーレン・バフェット(世界一の投資家)
  • マーク・ザッカーバーグ(Facebook創業者)
  • マイケル・ジョーダン(元バスケットボール選手)
  • スティーブン・スピルバーグ(映画監督)
  • J・K・ローリング(ハリーポッター著者)
  • エマ・ワトソン(映画ハリーポッター、ハーマイオニー役の女優)
  • バラク・オバマ(元大統領)
  • イチロー(元メジャーリーガー)

など

 

内向型の子供との接し方

内向型の子供は両親の不仲や死、虐待のような体験をすると極端に内気になる傾向が強く、逆に安定した家庭環境で育てば、感情的問題を抱えることが外向型に比べて少なく、社会技能(ソーシャルスキル)にも優れる傾向がある。

つまり、良くも悪くも環境に影響されやすいのである。

内向型の子供は、初対面の人に会ったり、知らない場所に行ったり、初めてのことをしたりする際に大きく動揺するので、慣れない状況の中で子供が不安を抱えているのを見逃さないようにする。

内向型の子供は、新しいことや人間との接触を恐れているのではなく、目新しさや過度の刺激によって不安を感じていることを理解する。

大切なことは新しい人や環境に子供を徐々に慣らしていくこと。

参考:内向型人間のすごい力

 

もし子供が学校から帰ってきても1人で部屋にこもる、友達の誕生パーティーに行ってすぐに帰ってくるようなことがあっても驚いてはいけません。その子は内向型かもしれません。過度の刺激でひとりになる時間が必要なのです。

親が自分のエゴを押し付けることなく良き理解者となれば、子供が秘められた才能を発揮できる可能性が高いのです。

 

 

まとめ

内向型人間について科学的根拠を元にまとめられている本書は、内向型に対する理解を深めるのに大いに役立つでしょう。

内向型の特徴や強みを理解することによって、あなた自身の内なるパワーが開放され、パートナーや友人など周りの人たちとさらに良い人間関係を構築できるのではないでしょうか。

もちろん外向型の人にも読んで欲しい1冊です。世の中の3人に1人、もしくは2人に1人は内向型と言われています。きっとあなたの周りにも内向型人間がいるはずです。その人達の良き理解者となってあげてください。

内向型人間の僕からの一生に一度のお願いです(あと何回かは使う予定ですけど、何か?)。

 

 

 

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