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【大人にも応用可能な万能コミュニケーション術】子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方大全 アデル・フェイバ エレイン・マズリッシュ

 

 

日頃、Boa Sorte 沖縄サッカースクール(3歳〜12歳)のコーチをしてて、子どもたちとのコミュニケーションの部分でよく考えさせられます。

子どもたちともっと意思の疎通を図りたい、そう思って見つけたのがこの本です。

 

 

各章ともに冒頭で概念を述べ、その後具体的な事例で学んでいくというわかりやすい構成です。

本書の核となる部分、子どもにも基本は傾聴、選択肢を与えて決めさせる、褒めて伸ばす、3つをみていきましょう。

 

 

 

子どもにも基本は傾聴

以前の記事でも書いたように、最強のコミュニケーション術といえば「傾聴」です。

それは子どもとのコミュニケーションでも変わりません。

傾聴のルールを簡単に説明しておきます。傾聴において以下の3つは禁止です!

・評価

・反論

・話の途中での口出し

 

傾聴について詳しく知りたい方はこちら↓

    人と話すのが苦手なあなたに朗報です。 最強のコミュニケーションスキル、『傾聴』というものがあります。 聴くだけでいいんです!   今回は、多くの人が軽視している『聴く』ことの最高峰のテクニック『傾聴』を
驚くほどコミュ力を高める傾聴のやり方 - ユウマのドキドキ、ワクワク大冒険記

 

まずは子どもの感情を認めてあげることが大事。

悪い例

子ども「トイレ行きたくても、暗いから怖いよ」

父「おばけなんていないから怖くないよ」

 

はい、アウト!!

もろ子どもの感情を否定していますよね。感情は自然と沸き起こってくるものなので、否定せずに認めてあげましょう。

それを共感といいます。

 

 

子どもに傾聴する場合、注意するべきことがあります。

幼い子どもは自分の感情をうまく言葉で表現できないことも多々あるので、大人が子どもの感情を代弁してあげることが大切です。

 

これは「共感的傾聴」がすごく参考になると思います。

 

 

 

選択肢を与えて決めさせる

あらゆる子どもの行動を指示する親がいますが、あれは良くありません。

大人でも自分の行動をどれだけ自分でコントロールできているかが、幸福度に大きく関わってくることが研究でわかっています。

幼いころから自分のことは自分で決める、つまりは考えるという癖をつけさせることが大切です。

「いますぐ宿題やりなさい」よりは「いま宿題を終わらせてあとからテレビ見るのと、宿題をやらないでテレビも禁止されるのとどちらがいい?」

 

子どもだってバカじゃありませんから、しっかりと情報を与えてあげれば正しい判断ができるはずです。

もし間違った判断をしたとしても、それが学びの機械になりますよね。

 

 

 

褒めて伸ばす

なんかの研究で見たことあるんですけど、裕福な家庭はそれ以外の家庭よりも子どもに対してのポジティブな声かけの比率がやたら高いそうです。

僕たち大人でもなかなか他人を褒めないし、褒められるのに慣れてませんよね。

子どもの絵を褒めてやったら夢中になって1日中絵を描き続けた、とかあるように、褒めることはとても大切です。

 

しかし、成長マインドセットで有名なキャロル・ドゥエック博士が言うように、才能を褒めるよりもプロセスや努力を褒めることが重要です。

 

そこんとこ注意しながら子どもを褒める機会を増やしていくと、ポジティブな反応が見られそうですね。

 

成長マインドセットについて↓

  あなたはお子さんにこのような褒め方をしたことはありませんか?   「そんなに早く覚えられるなんて、ほんとにあなたは頭がいいのね!」 「こんなに上手に絵が描けて、あなたは将来のピカソね」 「勉強しなくてもAが取れたなん
MINDSET マインドセット 「やればできる!」の研究 キャロル・S・ドゥエック - ユウマのドキドキ、ワクワク大冒険記

 

 

まとめ

この本には数多くの事例が載っているので、こんな時どうしたらいい、と思った時に読むとめちゃくちゃ参考になると思います。

それゆえにタイトルに「大全」とついているんですね。

この記事にまとめたのは、本書の一部分に過ぎません。知識を身につけたら、実践するしかありませんね。僕たち大人も試行錯誤です。

 

特に僕の場合、子を持つ親と違って子どもと関わるのがサッカースクールだけなので、短い時間で意識して練習していきたいと思います。

子どもとも大人とも、より良いコミュニケーションを目指して一緒にがんばっていきましょう。

 

コミュニケーションはスキルです。練習すれば誰でも身につけられるんです!

 

 

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そして最後に、自分の心の声に傾聴しまくってトラブルに遭いまくった僕のバリでの冒険記の紹介です。

『冒険で学ぶ人生のサバイバル術(上)(下)』、もしあなたが若い時にもっと挑戦するべきだったなと思っているなら、ぜひチェックしてみてください。

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