つながり 社会的ネットワークの驚くべき力

つながり 社会的ネットワークの驚くべき力

 

 

僕たちは日頃、知らないうちに周りの人からいろんな影響を受けている。

 

友達が太っているだけで自分も肥満になる確率が上がったり、日頃つるむ友達でティーンエイジャーの性に対しての認識が決まったりする。

 

ビジネスでは、自分の隣の席の人の生産性によって自分の生産性にも影響することが研究でわかっている。

 

 

では、僕たちは何のためにつながり(社会的ネットワーク)を作るのだろうか。

 

これは人類が狩猟採取民だった頃のことを考えるとおもしろい。

 

グループで行動した方が狩りの成功率を上げたりと、生存するのに有利だったのである。まあ、それ以外にもいくつも理由がありますけど割愛しますね。

 

現代はインターネットのお陰で世界中の人とつながりやすくなった反面、身近な人とのコミュケーションの質が低下しているという意見もよく聞く。

 

しかしよく見ると、SNSのように僕たちはインターネットの時代ですら、人とのつながりを求めている。

 

電話が普及し始めた時代も同じような意見があったが、疎遠になってた人と連絡を取ったり、家族で連絡を密に取るようになったりと、コミュニケーションの質が向上したと本書にありました。

 

このことからもわかるように、時代が変わってもテクノロジーが進歩しても、結局人間はつながりを求めてるんですねー。

 

ただし、人間の脳は狩猟採取民時代からほとんど変わらないので、当時のように、1人の人間が維持できるコミュニティーは150人程度が限界で、そのうちよく会う親しい友人は平均で10人にも満たないと言われている。

 

爆速で進化するテクノロジーに脳は追いついてないようです。

 

そりゃあ、いくらフェイブックで何百人、何千人と友達がいても頻繁に会う人は限られてくるわけですよ。

 

人間の社会的ネットワークについて、深く考えるキッカケになるいい本だと思います。

 

興味があれば一読されたし。

 

 

 

最後に、内向型で好奇心旺盛な僕のバリでの冒険記の紹介です。

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