【データの破壊力】ビッグデータの正体
- 2020.11.26
- 知識の宝物庫(読書記録)
- データサイエンス, ビッグデータ, 分析, 統計
『データの力が凄まじい』
ここ数年かなりおもしろくなってきている分野、それは『データサイエンス』。
莫大なデータを集めることによって、以前よりも簡単に傾向を知り解決策を導き出しやすくなっている。
例えばアマゾンのおすすめ商品は、あなたの商品閲覧履歴、購入履歴から割り出されている。
その商品を買った人はこの商品も買ってます、というのも良い例だ。
Netflixもあなたの視聴履歴に基づいておすすめ作品を紹介してくれる。
こんなのは序の口で、映画を制作する際にも過去のあらゆるデータを組み合わせて、このジャンルでこの監督、この俳優、この脚本家を起用したら興行収入はこれくらいという予測もできるみたい。
しかも、その予測は専門家(人間)が予測するよりもはるかに正答率が高い。
これらのデータを扱う時に重要となってくるのが、因果関係ではなく相関関係。
因果関係はAが起こる原因はB、というもの。
相関関係はAが起こる時にBも起こるというもの、しかし相関関係の場合はBがAの起こる原因かは定かではない。
例えば自己啓発本で『私は朝誰よりも早く出勤してトイレ掃除をしたから成功したんだ』とあったとしても、それが必ずしも成功要因とは決めつけられない。
これは因果関係ではなく相関関係。
ところが僕たち人間の脳は、デフォルトで因果関係を探すような仕組みになっていて白黒つけたがる。
でも実際は、世の中には因果関係がわからないことも多々あり、相関関係を知るだけで解決策を導き出せることもある。
それがビッグデータの醍醐味。
Googleが莫大な検索のデータを、Facebookが個人の投稿データを、アマゾンが購入履歴を保管しているように、あらゆる企業が莫大なデータを保管している。
これからはデータが価値を生む時代らしいっすね。
ま、その使い方を考えるクリエイティブな発想はさらに大事になってきますけどね。
とりあえず、あなたのスマホの利用時間のデータを見るだけでも、かなりいろんなことがわかるんじゃないでしょうか。
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