【やっぱり彼も変人】ピカソ 瀬木慎一
どうも、周りから変人扱いされているユウマです。
しかし、彼に比べたら僕なんかあまりに平凡でした。
というわけで、歴史に名を残す変人のひとり、ピカソに関する本を読んだので紹介しときます。
あ、ちなみに、僕は「変人」という言葉を「違いを生み出せる人」という風に良い意味で捉えているので、先に述べておきます。
今回は本書の中から以下の3点について考えてみましょう。
・ピカソの人間性
・描くということ
・偉人たちの女性関係
ピカソの人間性
ピカソといえば「ゲルニカ」という白黒の巨大な絵を描いた画家ということで有名ですが、彼の人間性について知らない方がほとんでしょう。
というわけで、本書から伺える彼の人間性に述べていきます。
ピカソは素描、油絵、版画、彫刻や陶器を計14万7800点制作した多作のアーティストでした。しかも、彼の生涯のテーマが「女性」で女性を描き続け、関係を持った女性が多数いました。
しかし、歴史上最高のナンパ師であるカサノバとは違って、肉体関係に興味があるというよりは女性の人間性に興味があって恋に落ちやすいという印象です。
それゆえに、ピカソの作品には制作した時に関係を持っていた女性の影響が少なからず反映されています。
もうひとつの彼の特筆すべき特徴が「進化し続けた」ということです。
大半の人たちが一度何かを確立すると、それを手放して新しいことへの挑戦を恐れます。
しかし、ピカソのスタイルは常に変わり続けていったのです。
これも好奇心の強さゆえに成せる技ですね。好奇心、大事です。
描くといういこと
心理学的に「エクスプレッシブライティング(筆記開示)」というメンタル改善に役立つ方法があります。
これは、自分の体験したこと、その時に感じた感情など、主観的事実、客観的事実などを分けて書くことによってメンタルを改善するという心理学的なテクニックのひとつです。
筆記開示という方法があるように、メンタル改善のためではないですが、ピカソの場合、自分の考えや感情をほとんど絵で表現していたのでしょう。
「ゲルニカ」で表現された怒りだったり、各作品の制作当時に関係を持っていた女性の絵だったり、作品を描くことによってメンタル的にも良い影響を与えたんじゃないかと考察します。
筆記開示に関しては、小説家たちも自分の思考や感情が作品に現れたりしてる印象ですもんね。
小説などの文字媒体のものや写真、映像、アニメーションなど、結局のところ、クリエィティブな活動のほとんどは、クリエイター自身の内面を表現しているんでしょうね。
とここで、僕の内面が濃く現れているであろう電子書籍を宣伝しておきますね。笑
Kindle Unlimitedに含まれているんで、気が向いたら読んでみてください。
偉人たちの女性関係
アインシュタインやガンジーなど、歴史上の偉人たちには共通することがありましたね。世間一般とはかけ離れている女性関係です。
アインシュタインはパートナーの妹と関係を持ったり、ガンジーは複数の女性と裸で一緒に寝たり、そんな話がありますよね。
今回のピカソもその流れに乗るような派手な女性関係でした。
「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションだ」とアインシュタインの名言にあるように、歴史に名を残すような偉人たちは僕たちの常識なんか遥かに超えています。
でも、進化心理学観点から見るとモテに必要な要素に、権力、創造性、知性、なども含まれていて、偉人たちはこれらを持ち合わせているんですよねー。
こういうふうに、別の分野の知識も合わせて読書するとおもしろいですね。
まとめ
これまでに僕が読んできた偉人伝の中に、新たにピカソさんが加わりました。嬉しい限りです。
成し遂げたこと、制作した作品などと一緒にただ名前だけ知ってる偉人も多いですよね。でも、僕たちは彼らがどんな性格や、どんな思考、どんな経験からそのような行動をしたのかまで知りません。
その重要な部分を知ってくだらない常識を打ち破っていくためのきっかけになるのが、こういった偉人伝ではないでしょうか。
まあ、読み物としてもおもしろいので、一読してみてもいいかもしれません。こんな人間味に溢れたピカソみたいな友達がいたらおもしろいだろうな、などと思いを馳せれますよ。笑
おすすめの偉人伝↓(読んだけど、ブログに書いてないものも含む)
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