【色が与える心理的影響】色彩心理学 ジャン=ガブリエル・コース

【色が与える心理的影響】色彩心理学 ジャン=ガブリエル・コース

 

 

女性のみなさん、もしさらにモテたいのなら、ファッションの中に赤を取り入れるといいですよ。

 

 

 

私たちが普段の生活で目にしているいろんな色。
普段着ている服、部屋の壁の色、商品のパッケージの色。
至る所に色があります。

 

 

 

実は、『色』は人間の心理に多少なり影響を与えているんです。

 


ほぼ同等レベルの者同士だと、レスリングの試合で赤のユニフォームの人の方が勝率が高かったり、

サッカーチームで強豪チームは赤のユニフォームが多かったり。

イングランド
・マンチェスター・ユナイテッド
・アーセナル
・リバプールなど

 

ドイツ
バイエルン・ミュンヘン
など。

 

他にも、囚人たち同士で喧嘩の絶えない刑務所で、試験的に囚人たちを壁が

ピンクに塗られてる部屋に入れると喧嘩がなくなったそうです。

 

 

 

それぞれの色によって、人に及ぼす作用が違います。
メインな色たちの大まかな役割を説明するので、普段の生活の中で

その時の気分によっていろいろ取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

『青色』
創造的な色で、自由の象徴。

仕事では、何かアイディアが欲しいときに有効な創造的な色であると同時に、

会計など正確さが求められるなど、集中力が必要な時には向かない色。

人をリラックスさせる色、エネルギッシュな人には向くが、落ち込みやすい人や鬱な人には逆効果。
不眠症な人は、寝室に青を取り入れると効果あり。

 

 

 

『赤色』
赤は最も強い色。美の象徴。太陽の色。

活性効果が非常に強いため、適切な量を用いれさえすれば非常に優れた色。

人を活発にする色。
朝起きるのが辛い人、朝までテレビの前でグズグズしているカップルは

是非とも寝室に赤を取り入れてみるといい。

しかし、興奮して眠れない人、活動過多の人には向かない。

服装に用いると、意識しているかどうかに関わらず、誘惑したいという

願望を見せつける行為。下着となればさらにそれが強くなる。

仕事では、熟考を要する決断には急ぎすぎるので向かないが、ブレインストーミングなどには向いている。

 

 

 

『ピンク』
若い女性の肌の色。全てを可能にする色。
ストレスを和らげる色。

あまり多用しすぎると、『女の子っぽい色』になりがちなので、

『赤橙色』や『深紅色』を使ってメリハリをつけることが大切。

 

 

 

『緑』
安定をもたらす色。安心感を与え、血圧を下げ、心を鎮めてくれる。
自然の色。生命の色。穏やかな色。

想像力を刺激し、感情を豊かにさせながら集中させる力を持つ。

元気を取り戻させ、気持ちを和らげ心に平穏をもたらし、

体の機能を再活性化させるため、ストレスの多い職場に理想的。

信頼感を生み出すことで、心を開かせコミュニケーションを取りやすくさせる。

 

 

 

『黒』
黒はエレガンスの極み。パッケージや製品としては、黒はステイタスになり、

贅沢な生活を垣間見たような気持ちにさせる。

セクシーに見せたいと思うなら、黒に赤を合わせるといい。
「絶対に優位に立たせない」、「他の色の引き立て役にとどめる」ことに注意する。

 

 

 

『灰色』
灰色は最も生彩がなく、明らかに効果の低い色。灰色は出入り自由の色。

男性でも女性でも独身の人は、結婚したいのであれば、灰色は避けるべき。

内装では、非常に安定していて、活性化もリラックスも必要のない人に向いている。

瞑想する用の部屋など。

 

 

 

『白』
極めて神聖な色。白は無と死を表す色。
装飾に用いる場合、白を主調色にするのは避けるべき。活性効果もリラックス作用もない。

白は清潔の象徴であるので、トイレに適している。
無彩色のオフィスでは、仕事の質も速度も落ちる。鬱病の発症率が最も高いのも白のオフィス。

病院や食堂では、清潔の象徴。
光を反射させるので、屋根を白くすると、エアコンの消費量が最大23パーセント減る。

パッケージでは純粋性を象徴する。

『紫』
不眠症の人に有効。この色はまぶたを重くして、手足をぐったりさせる。
紫は神秘の色。
紫はリビングやキッチンなどの生活空間には避けるべき。
逆に1人で何かに集中しなくてはならない人に向いている。

心を落ち着かせる作用もあるので、喧嘩をしているカップルにオススメ。
紫の服を着る人は、直観力があって慈愛に富み、親切で誠実だとみなされる。

謎めいた印象を与える色だが、アジアでは不吉な色でもあるので、購買意欲を下げる可能性あり。

 

 

 

『黄色』
西洋では太陽の色。多くの美徳を持つにも関わらず、大人からも子供からも一番人気のない色。
黄色は活気を与える熱い色だが、興奮作用は持たない知的な色と言われている。

鬱に陥りやすい人にとって最適な色。
生活する部屋にオススメ。
エネルギーをもたらし、コミュニケーションを円滑にする色。
キッチンでは食欲促進に役立つ。

不眠に悩む人の寝室には用いないほうがいい。
疲れている人にとっては、疲労回復と朝の目覚めを楽にしてくれる色。

職場では、集中力を高めるのに役立つ。とくに知性や組織力を重視する仕事にオススメ。

 

 

 

『オレンジ』
オレンジは安心感をもたらす暖色で、攻撃性は持たず、注意力を呼びさます。
気持ちを刺激し、食欲を増進させ、消化器系の不調を癒す色。
訪問客に歓迎の気持ちを伝える色。

コミュニケーションを促すので、寝室に使うと、カップルの会話を増やす効果があるが、

青などのリラックス作用のある色と釣り合いが取れていることが条件。

職場では、自己表現が必要な場所であればどこにでも適している。逆に、「おしゃべりしすぎる」のを避けるため、オープンスペースは避けたほうがいい。

 

 

 

普段、何気なく目にしている色たち。大まかな効果、作用を把握して

有効利用してみてはいかがでしょうか?

日常がさらに楽しくなるかもしれませんね。