100円のコーラを1000円で売る方法

先日、僕が何年も前に読んだ「100円のコーラを1000円で売る方法」という本のことを思い出すできごとがありました。
この本を読んだことがない人のために、まずは本の内容から簡単に説明しておきますね。
察しが良い人なら、この本が、「マーケティング」についての本であることが容易にわかると思います。
決して、飲んだ人がムラムラするとか、飲むと髪の毛が生えてくる、などを売り文句に、人を騙して儲けるといった類の本ではありません。
単なる100円のコーラに付加価値をつけることで、1000円払っても満足できるコーラがあります。
そのコーラはリッツカールトンのルームサービスです。
最適な温度に冷やされ、ライムと氷がついた、この上なく美味しい状態で、シルバーの盆に載ったコーラがグラスで運ばれてきたそうです。
バーなども同じで、高級なものなら話は別ですが、お酒の原価なんてたかが知れています。それを、カクテル1杯1000円とかで料金設定されていますよね。
それは、カクテルを作るマスター、そのバー独自の雰囲気の中で飲むという権利にもお金を払っていることになります。
いかに付加価値をつけるかで商品をより高く売れて、購入したお客さんの満足度を上げるかに繋がってきます。
僕がその本を読んで4、5年経つのでおぼろげにしか覚えてませんが、そういった内容だったと思います。
気になった人は読んでみてください。
とまあ、マーケティングの話はいいのですが、本題はここからなんです。
この本を思い出したのも、僕が実際に100円のミルクティーを1000円で購入したからなんです。
ここで、おい、ゆうま。お前は健康に気を使って、砂糖の摂取をやめたんじゃないのか、とツッコまれそうなので、先に弁解させてください。
チートデイでしたもん。(チートデイとは、ダイエット中や減量中に制限をなくして食べたり飲んだりしてもいい日のこと)
普段は酒も飲まず、水かブラックコーヒーしか飲まない僕ですが、そのときは、無性にミルクティーが飲みたくなったんです。
だって、にんげんだもの。ゆうま
フットサルしに行く直前だったので、どうせすぐにエネルギーとして消費されるだろうと、自分にミルクティーを飲むことを許可しました。
正直に言います。
久しぶりのミルクティーに、僕は心を踊らせました。
近所のタトゥー屋さんの目の前にある自動販売機に近くに車を停めました。さっそく小銭を入れようと財布をみると、小銭は200円だけしかありませんでした。
フットサルの参加料として200円は残しておこう、そう思って、1000円札を取り出し、折り目で引っかからないようにしっかり伸ばして、これでもかというほど丁寧に、販売機のお札口に入れました。
すると、どうでしょう。
ウィィィーーーーーン、ウィィィーーーーーーンという機械音とともに、通常よりも明らかに時間をかけて、お札が販売機に吸い込まれていきました。
ミルクティー、ミルクティー♪、とルンルン気分で、僕はミルクティーのボタンを押そうと構えていたのですが、ボタンが光りません。
おかしいなあ、もう一回お札を入れ直すか、と、おつりレバーを回してみました。
・・・反応なし。はっ!?
そして、なぜか販売機は「お札中止ランプ」を点灯させました。
はっ!?
なに、その「わたし、お金取ってませんけど、なにか?」的な反応。ふざけんな。
僕は何回もおつりレバーを回してみましたが、反応はありませんでした。
タトゥー屋さんの前にある自販機なので、タトゥー屋さんが販売機を設置した可能性大ですよね。
普通なら、先に店主に聞くべきなんですけど、店の人達は客も含めて、全員タトゥーだらけなんですよ。いつもは人を絶対に外見で判断するわけではないんですけど、
ほら、僕ってタトゥーの人にトラウマがあるじゃないですか。(『本当に危険なハザードランプ』参照)
それに加えて極度の人見知りなんで、極力、おっかない人たちと面と向かって話したくないんですよ。
よって、別の手を打つことにしました。
あまりに白々しい態度に腹が立って、販売機をにらみつけた僕の目には、販売機に貼られている「故障時はここに連絡を」のステッカーが飛び込んできました。
さっそく僕は営業所に電話してみました。
「お電話ありがとうございます。申し訳ありません。本日の営業は終了いたしました。営業時間は午前ーーーー」
お前もグルか!!
そして、僕は再び販売機をにらみつけて、あるステッカーが目についたことで、さらに怒りを爆発させることになりました。
WAR IS OVER (戦争は終わりです)
IF YOU WANT IT (もしあなたが望むのなら)
いや、お前のせいで、オレとお前の全面戦争が始まりそうだよ!
と、この販売機と営業所に核ミサイルを打ち込む勢いでしたが、ここは、さすが『NEXTブッダ』の呼び声高いオレ。
僕は冷静になり、なにこれしき、怒るほどのことでもない、と、残り2枚の100円玉の内、1枚を入れて、
1100円の極上のミルクティーを購入しました。
久しぶりに飲むミルクティーは格別の味がしました。さすが、1100円かけて手に入れただけのことはある。
よくよく考えてみれば、小中学生のころ、ときどき、おつりが余分に出てきたり、誰かが忘れたおつりの900円をゲットしたり、得していたことを思い出しました。
人生はバランスが大切ですね。
と思ったそばから、1000円札を当たりつきの販売機に入れて、ボタンが光り続けるので当たりと勘違いして、気づくまで4本連続でジュースを買ったり、販売機のおつり口のフタがなくて、おつりが下水道に直行したり、セルフのガソリンスタンドで10000円札を入れて2000円分給油しておつりを取り忘れた過去を思い出しました。
トータルでいったら、全然マイナスでしたわ。
なにか物を販売しているみなさんは、どうか、このような100円のものを1000円で売るような方法をとらないように、僕の方から深くお願い申し上げます。
全国自動販売機 被害者の会 会長 ゆうま
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