【公開まで待てないならコレだ!】小説 すずめの戸締まり 新海誠
- 2022.08.29
- 知識の宝物庫(読書記録)
どうも、ユウマです。
新海誠監督の映画「君の名は。」や「天気の子」の映画を見たり小説を読むたびに、絶対に泣くもんか、と挑戦しつつも連敗中です。
目から涙は出ずとも、その分大量に鼻から放出されてしまうんですよねー。
あ、小説版があることを知らない人もいるようなので、知らない人はまずはこちらをチェックしてみてください↓
※新海誠監督は、「君の名は。」の制作時から小説も同時に書き進めるという凄技を続けています。
まあそこは置いといて、いよいよ新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」が11月11日に公開されますね。
と言っても、まだまだ2ヶ月以上先であるわけですよ。
しかし、公開まで待てないという新海誠ファンには超嬉しい「小説 すずめの戸締まり」が発売されております。
というわけで、公開まで待てないファンの中の一人である僕は、一足先に最新の新海誠ワールドにお邪魔してきましたので、ネタバレにならない程度にちょっとだけレポートさせていただきます。
小説 すずめの戸締まり
あらすじ(amazonより引用)
九州の静かな港町で叔母と暮らす17歳の少女、岩戸鈴芽。
ある日の登校中、美しい青年とすれ違った鈴芽は、「扉を探してるんだ」という彼を追って、山中の廃墟へと辿りつく。
しかしそこにあったのは、崩壊から取り残されたように、ぽつんとたたずむ古ぼけた白い扉だけ。
何かに引き寄せられるように、鈴芽はその扉に手を伸ばすが……。やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。
―――星と、夕陽と、朝の空と。
迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があった―――不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。
新海誠監督が自ら執筆した、原作小説!
簡単にいうと、17歳の少女が大学生のイケメン男子と全国を旅しながら扉を閉めて周るというお話。
映画版と小説版の違い
映画「すずめの戸締まり」はまだ公開されてないので、僕が過去に読んで、観た「君の名は。」「天気の子」「言の葉の庭」「秒速5センチメートル」の小説版と映画版の違いから話させていただきます。
結論から言いますと、映画版と小説版の大きな違いは映画版が第三者の客観的な視点から見るのに対して、小説版は主人公の視点から物語が進んでいきます。
映画版
視覚情報から物語を眺めていくので、映像の美しさを感じながら新海誠ワールドに没入できる
小説版
キャラクターの心理だったり、風景や環境の描写などを細かくできるので、あたかも自分が主人公になったかのような没入感が得られます。
つまり、映画版と小説版とでは楽しむポイントが違うんですよ!
先に小説を読むと、映画でのあのシーンはどんな映像になるんだろう、どう表現するんだろうか、というふうに好奇心が掻き立てられるのです。
もちろん、ストーリー展開が読めてしまうというデメリットが発生してしまいますが、それを差し引いても小説版を読んで映画を見るという行為には大きなメリットがあります。
新海誠監督の懐が深い表現力を知ることになります。
この文章力ゆえにあの映像表現があるのか、と。
小説版の見どころ
ズバリいうと、「あとがき」です。
新海誠監督がどんな気持ちであのできごと以降の作品「君の名は。」を制作してきたのか、興味深いところがあります。
小説家や映画監督やイラストレーターなど作品を生み出すクリエイターたちは、自分自身が体験したり感じたことを作品を通して表現するんでしょうね。
認知行動療法などで使われるメンタル改善に効果があるテクニック「筆記開示(エクスプレッシブライティング)」というものがあります。
これは自分が体験したできごととその時に感じた感情を書き表すことによって、客観的に自分を見て気持ちを整理する方法です。
まさに新海誠さんが「あとがき」で書いた通りなんですよねー。
そんなことを本作を読みきったあとに知ると、ここ数年の作品に対しても印象が変わること間違いなしです。
そんな楽しみも小説版には隠されているので、ぜひ一読されたし。
最後に、内向型で好奇心旺盛な僕のバリでの冒険記の紹介です。
『冒険で学ぶ人生のサバイバル術(上)(下)』、もしあなたが若い時にもっと挑戦するべきだったなと思っているなら、ぜひ読んでみて欲しいっすねー。
Kindle Unlimitedで無料となっています。
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