【隠された内面が明らかに】自分の価値を最大にするハーバードの心理学講座 ブライアン・R・リトル

【隠された内面が明らかに】自分の価値を最大にするハーバードの心理学講座 ブライアン・R・リトル

 

 

メンタリストDaiGoさんがおすすめ本として紹介していたり、以前に僕が読んだ「内向型人間のすごい力」でも紹介されているこちらの本を読んでみました。

 

この本の著者ブライアン・リトルさんは、「講義中はコメディアンのようにジョークを連発して学生たちを笑わせる”ロビン・ウィリアムズとアインシュタインを足して2で割ったような魅力を持つ”人気教授として知られているが、普段はカナダの森のなかの自宅で、読書や思索にふける物静かな人物」として「内向型人間のすごい力」で紹介されています。

 

講義中は外向的に振る舞っている彼は、講義が終わるとトイレにこもって精神を落ち着かせるようです。これは内向型あるあるで、大勢の前にいると刺激が強すぎてエネルギーを消耗してしまうので、ひとりになって充電する必要があるためです。

 

 

詳しくはこちらの記事をチェック

 

 

本の中から、僕が特に気になった3つのポイントを紹介します。

 

 

ビッグファイブ(主要五因子)

現在、心理学的に最も信憑性が高いと言われる性格診断がビッグファイブです。

ビッグファイブは下記の5つの要素から構成されます。

誠実性

スコアが高い人は、計画性がある、規律正しい、注意深い、忍耐強いなどの特性が見られ、スコアが低い人には、自発的、不注意、軽率、衝動的などの特性が見られる。

 

協調性

スコアが高い人には、協力的、友好的、支援的、同情的という印象をあいてにあたえ、スコアが低い人は、皮肉屋、対立的、非友好的、意地が悪いという風に見られる。

 

情緒安定性

スコアが低いと、主観的な幸福度が低く、ネガティブな感情を抱きやすく、結婚や対人関係で問題が生じやすく、仕事の満足度が低く、健康状態があまり良くない傾向がある。

 

開放性

スコアが高い人は、新しい考えや人間関係、環境を受け入れやすい。

 

外向性

スコアが高いと、覚醒レベルが低いので高刺激を求める外向型寄り、スコアが低いと、覚醒レベルが低いので高刺激を避ける内向型寄りの可能性が高い。

*本書より引用

 

本の中に数分でできるテストがあるので、このテストだけで決まるわけではありませんが、自分の特性を知ることができます。

内向型で好奇心旺盛な僕の場合、やはり外向性が低く開放性が高いことがわかりました。

 

 

自己解決型と他者依存型

問題を自分でコントロールできると考えている人を自己解決型、他者や環境に依存する人を他者依存型と呼ぶ。

人生は自分でコントロールできると考えている自己解決型の方が幸福度が高いとされていて、他者依存型は他人の意見や環境に流されやすい傾向があります。

人生を自分でコントロールできているという感覚は大事ですが、人生には不慮の事故などのように、予測がつかないことが起こる可能性も大いにあります。

コントロール不可能なことをコントロールできると考えたりすることもあります。

 

大事なことは、慎重かつ大胆に生きていくこと。現実に適応しつつも、偶発的な出来事も受け入れる必要がああります。

 

 

クリエイティビティ(創造性)

クリエイティビティ(創造性)とは、新奇で独自かつ生産的な発想を考え出すこと、またはその能力のこと。

*日本大百科全書(ニッポニカ)より引用

 

クリエイティブな人に多い4つの特徴

 

1.内向的な人が多い

クリエイティブな人の3分の2は内向的だった。

 

2.情報の解釈の違い

一般的に情報の解釈は、認識(出来事を見て、その意味や意義を自由に解釈する)と判断(出来事を見て、すぐに結論を導こうとする)。

クリエイティブな人には認識の傾向が見られる。

 

3.出来事や物事を理解する方法

識別(出来事や物事の意味を直ちに解釈し、分別していこうという傾向)と直観出来事や物事に潜む意味や可能性を理解しようとする傾向)の2種類があり、クリエイティブな人は直観型の傾向が強かった。

 

4.思考と感情に関する傾向

出来事や物事を判断する際に、思考型は論理的、合理的に分析するのに対し、感情型は感情に基づく。

作家は感情、科学者は思考、建築家は感情と思考の半々の傾向に分かれた。

 

創造性と学業成績とはかならずしも一致しない。カントやフロイトのように、飛び抜けて学業に優れた天才も少なくないが、一方では、アインシュタインやエジソンが劣等生扱いされたことはよく知られているし、チャーチルその他、学校そのものに不適応だった人も数多い。

*日本大百科全書(ニッポニカ)より引用

 

 

 

まとめ

人間は自分のことを理解しているようで、実はあまり理解していないことが多い。そのことを知るだけでも価値があると思います。

内向型のリトル教授が講義のときには外向的な振る舞いができたように人間の性格は常に一定ではなく、愛する人やもののためなら変えることができます。

本書を読むことによって自分のことをさらに理解して、あなたのこの先の人生の幸福度を向上させ成功へと導くことを願います。

 

 

 

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