【読書】パーソナリティを科学する ダニエル・ネトル

【読書】パーソナリティを科学する ダニエル・ネトル

 

 

現在、科学的にもっとも信憑性の高い性格診断が「ビッグファイブ(特性5因子)」と言われています。

「Aさんは外向的で羨ましいな、僕もああなれたらな」「気づかなかったけど、あの人メンヘラじゃん」「あの人好奇心、強過ぎ!」、こんなこと思ったことありませんか?

これらは実は、5割が遺伝で決まるという性格特性からきているんです。

 

本書でビッグファイブを知ることで自分をより深く知り、他者への理解も深まることになるでしょう。

つまり、自分の長所を知って強みを生かし、弱みを知って弱点を補い、他者との良好な人間関係を築くのに役立つわけですよ。

 

 

それではさっそく、ビッグファイブの五項目について見ていきましょう。

 

 

外向性

外向性レベルが高い人は「インセンティブ(報酬)」に強く反応します。

つまり、金銭やステータス(地位など)を求めます。

 

特徴

・収入高め

・性的パートナーが多い(結婚や離婚の回数が内向型の人より多め)

・活動的

 

外向性レベルが低い内向型の人、ご安心ください。内向型には外向型の人が喉から手が出るほど欲しい強みがあります。

 

 

 

神経質傾向

神経質傾向が高い人は、ネガティブなことに反応しやすくなります。

ウツになりやすかったりします。

 

これが高いとメンヘラになりやすいということです。

しかし、神経質傾向が低すぎても無鉄砲な行動が増えて、借金を抱えたりなどのトラブルに遭いやすくなります。バランスが大事ってことですね。

 

ちなみに、神経質傾向が高めの人は、相当ひどい場合は病院で診てもらった方がいいのですが、ある程度は瞑想や運動、認知行動療法などで改善できます。

 

 

 

 

 

誠実性

衝動を抑制する能力を表します。

これが低いと衝動的な行動が増え、ギャンブルにはまったり、依存症になりやすくなります。

逆に高すぎると、完璧主義すぎて自分の計画通りの物事を進めないと気が済まない「強迫性パーソナリティ障害」というものを抱える可能性が高くなります。

 

誠実性が高いほど年収が高い傾向にあります。

ものごとにコツコツと取り組むんで、そりゃそうですよね。

 

 

 

調和性

協調性とも言えますね。

他人の感情を考慮に入れて行動するか、他人を信頼しやすいか、ということにつながります。

簡単に言えば、他人に共感するか、ということです。

高ければ高いほど良いように思えますが、違います。

 

調和性が高すぎると年収が低い傾向にあり、金銭的トラブルを抱えやすくなるそうな。

 

ここらへんは、アダム・グラントさんの「GIVE & TAKE」を読んだらかなり納得すると思いますよ。

 

 

開放性

新しいことにどれだけオープンか、つまり好奇心のことですね。

これが高いのはアーティストやクリエイターと呼ばれる創造性が高い人たち。

しかし、創造性が高い反面、精神的トラブルを抱える確率が高いという弱点もあります。

 

開放性が低い人でわかりやすいのが、老害と呼ばれるような保守的な人ではないでしょうか。

人間、歳を取ると開放性も低くなる傾向にあるようなんで、それを自覚していかに勉強し続けられるかが重要ではないでしょうか。

 

 

 

おまけ

サイコパスのビッグファイブの特徴がおもしろいんで、紹介しときますね。

サイコパスは外向性が高く、協調性と誠実性、そして神経質傾向が極度に低いという特徴があるようです。

それゆえ、欲望に正直で衝動的な行動が多く、他人を平気で騙す、怖いもの無し、といった感じで行動するんですよね。

 

しかし、世の中で成功してる起業家や医者や弁護士などステータスの高い人たちにサイコパスが多いのも事実。

要は、サイコパスレベルの度合いによるんですよね。

そして、そんなサイコパスから学ぶことが多いのも事実ですので、おすすめの本いくつか紹介しときますね。

 

サイコパスから学ぶにはこれ↓

 

サイコパスから身を守るにはこれ↓

 

 

まとめ

今回この記事で触れたビッグファイブについては、本書のごく一部です。

本書には簡単にできるビッグファイブのテストができるので、まず自分の各項目のレベルを知って、それから読み進めていくとたくさんの発見があってより楽しめると思います。

 

そして、自分をより理解できるようになるからこそ、他人ともうまく接することができて良好な人間関係を築くことができるのではないでしょうか。

 

ま、別に興味ないなら読まなくても結構ですけど、この記事を読んでるあなたは好奇心が強めでしょうね。

きっと楽しめると思いますよ。

 

 

 

性格に関するこちらの名著もかなりおすすめ

 

最後に、日本じゃありえないほどのすごい体験ばっかりした、内向型で好奇心強めの僕のバリでの冒険記の紹介です。

『冒険で学ぶ人生のサバイバル術(上)(下)』、もしあなたが若い時にもっと挑戦するべきだったなと思っているなら、ぜひチェックしてみてください。

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