【ゲーム感覚で記憶力を高める】記憶に自信のなかった私が世界記憶力選手権で8回優勝した最強のテクニック ドミニク・オブライエン

【ゲーム感覚で記憶力を高める】記憶に自信のなかった私が世界記憶力選手権で8回優勝した最強のテクニック ドミニク・オブライエン

 

 

あなたが最後に読んだ本の内容、おぼろげではなくはっきりと覚えていますか?

もし、もう頭のすぐそこまで出かかっているのに出てこない、という体験をせずに難なく思い出せるようになるとしたら、どんなに楽なことか。

 

 

 

どんなに勉強したり読書して知識を身につけたと思っても、その知識やスキルを使う前に覚えてなければ意味がないですよね。

人が何かを学ぶと、

20分後には42%忘れる
1時間後には56%忘れる
9時間後には64%忘れる
1日後には67%忘れる
2日後には72%忘れる
6日後には75%忘れる
31日後には79%忘れる

と言われています。

 

これを防ぐには定期的に復習するといいのですが、めんどくさいですよね。

だったら、記憶に定着しやすい「究極の記憶法」を身につけちゃえばいいわけです。

しかもそれを身につけると想像力、創造力、集中力も高まるのです。

 

その「究極の記憶法」というのが、本書で紹介されている「記憶の宮殿」と呼ばれる方法です。

これは、トランプ52枚の順番を何秒で覚えられるかなどの競技で記憶力を競い合う「記憶力選手権」で実際に使われている記憶法です。(ちなみに、トランプ記憶の世界記録は十数秒らしい。やば!)

 

紙がまだ発明されてなかった大昔に、人間が情報を伝える方法は口頭で伝えるというのが主流でした。その情報量、本数百ページにおよぶこともあったそうな。

その時から使われていたのが「記憶の宮殿」なのです。

つまり記憶の宮殿は、古から伝わる最強の記憶法なのです。

 

 

ご安心ください。毎日30分の記憶力のトレーニングを6週間続けるだけで、僕たちのような一般人でもかなり記憶力が上がるらしいです。

 

参考記事

1日30分を6週間で記憶力がガツンとアップするトレーニング術はこれだ!みたいな実験の話

 

参考動画

 

 

記憶の宮殿とは、頭の中で自分にとっての馴染みの場所(自宅など)を想像して、あらかじめそこに覚えたいもの(買い物リストや電話番号など)の数だけポイントを作ります。

 

玄関、靴箱、リビングのテレビ、リビングのテーブル、リビングのソファ、キッチン、浴室など

 

そして、各場所に覚えるべきものを配置していくのです。その際に、奇抜なイメージをするほど記憶に残りやすくなります。

 

卵 x 玄関

玄関でくつを脱ごうとしたら、を踏んで滑って後頭部を強打した。

 

レタス x 靴箱

靴箱を開けると、消臭効果のあるレタスをすべての靴の中に入れている

 

きゅうり x リビングのテレビ

テレビをつける、井戸の中から出てきた貞子がテレビを取り出しきゅうりで殴りかかってくる

 

ポイント

・五感や感情を導入する。

・自分にとって馴染みの人物(友人、家族、知り合い、有名人など)を出演させると尚よし。

 

 

こんな感じで僕も「記憶の宮殿」を使ってトランプ記憶に挑戦してみた結果、30分で52枚のトランプの順番を覚えることができました。

しかも、午前中に一度覚えて、夜になっても思い出せたし、翌日になっても覚えていました。

 

記憶の宮殿、恐るべし!!

 

 

本書には他にも、ADD(注意欠陥障害)だった著者が世界記憶力選手権で8回も優勝するに至った記憶法、人の名前の覚え方、日づけやできごとの覚え方などが紹介されています。

 

冒頭でも述べましたが、これらを練習すると想像力、創造力、集中力が高まります。

特に創造性は、これからほとんどの仕事をAI(人工知能)がこなすようになると言われている未来でも、AIに真似の出来ない人間特有の能力です。

 

毎日30分の投資でそれが磨かれるとしたら安いもんです。

 

僕も今後、記憶力トレーニングを継続していく所存です。読書の効率、創造性を上げていきたいもんで。

あなたも一緒にやってみませんか。

 

 

というか、なぜ学校でこんな大切なことを教えてくれないんだよー。

そんなわけで、もしこの記事を見ている先生方は、ぜひご自分で実践してみて生徒たちに教えてあげて欲しいです。

日本の未来は、いや、世界の未来は、あなたたちが受け持っている生徒たちにかかっているのです。

 

とりあえず、何回も読まないと覚えきれなかった資格試験の参考書を一回で覚えたいなら、本書を読んで試してみてださいな。

 

 

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創造性とは何たるか、を学びたい人におすすめ↓

 

 

最後に、あなたも体験したくなるようなあんなことやこんなことばっかり体験した僕のバリでの冒険記の紹介です。

『冒険で学ぶ人生のサバイバル術(上)(下)』、もしあなたが若い時にもっと挑戦するべきだったなと思っているなら、ぜひチェックしてみてください。

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