知識の宝物庫(読書記録)

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他人を支配したがる人たち 身近にいる「マニピュレーター」の脅威 ジョージ・サイモン

    『あなたを操ろうとする人、周りにいませんか?』     彼らは物事を自分の思い通りにするために、ありとあらゆる手を使って周りのものをコントロールしようとします。     それはさまざまな手口なので、なかなか気づきにくい部分もあります。   例えば、親として子供の良くない態度を問い詰めているのに、『お母さんはいつも僕のこと […]

【データの破壊力】ビッグデータの正体

    『データの力が凄まじい』     ここ数年かなりおもしろくなってきている分野、それは『データサイエンス』。     莫大なデータを集めることによって、以前よりも簡単に傾向を知り解決策を導き出しやすくなっている。     例えばアマゾンのおすすめ商品は、あなたの商品閲覧履歴、購入履歴から割り出されている。 その商 […]

戦争プロパガンダ10の法則 アンヌ・モレリ

    『メディアリテラシーを鍛える』   第一次、第二次世界大戦、ベトナム戦争、イラク戦争などでは、国が群衆心理を巧みに操り大衆を扇動していた。   それが戦争プロパガンダである。     相手から仕掛けてきたから正当防衛だ、やむを得ない戦いだ、正義の戦いだ、犠牲国を守る戦いだ、こういった理由をつけて国が戦争を正当化していた。 &nbs […]

ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー

    『デザインとは何たるか』   すでにアップルを退社しているジョナサン・アイブ氏ですが、彼の生い立ちからアップルでの大躍進をまとめたのが本書です。   ここ数年はあらゆる製品のデザインが似たり寄ったりになってきましたが、初代iPhoneやiPad、MacBook Airが発表された当初はかなり斬新なデザインでした。   といっても、僕がアップ […]

超ヤバい経済学 スティーブン・レヴィット スティーブン・ダブナー

    『世の中はおもしろいことで溢れている』   『ヤバい経済学』の続編である本書もかなりヤバかった。   男女平等という考えが広まったのはここ数十年の話ですが、年収などあらゆるものを数字で見るとまだまだ平等ではない模様。     その中で、僕たちがなかなか知ることのできない、世界最古のビジネスである […]

宗教のレトリック 中村圭志

    『宗教の表現方法を学ぶ』   日本では信教の自由が憲法で定められているため、どの宗教を信じようと無神論者であろうと個人の自由なので、何を信じるかは別として、数千年以上も栄えている宗教から学ばないわけにはいきません。     各宗教にはその宗教の教科書なる教典があります。   これほどたくさんの人に広まったのは、この教典の力も大きい […]

ヤバい経済学 スティーブン・レヴィット スティーブン・ダブナー

    人間は嘘をついても、数字は嘘をつかない。   かつてニューヨークでは凶悪犯罪が絶えなかった。 しかし、90年代に入って70%以上も減少したそうだ。     法律が厳しくなった、警官を増やした、麻薬市場が崩壊した、などの要因はあったのだが、どれもこの減少率を説明するには十分ではなかったそうだ。     […]

つながり 社会的ネットワークの驚くべき力

    僕たちは日頃、知らないうちに周りの人からいろんな影響を受けている。   友達が太っているだけで自分も肥満になる確率が上がったり、日頃つるむ友達でティーンエイジャーの性に対しての認識が決まったりする。   ビジネスでは、自分の隣の席の人の生産性によって自分の生産性にも影響することが研究でわかっている。     […]

RANGE 知識の「幅」が最強の武器になる デイビッド・エプスタン

  生まれて間もない頃にゴルフの早期教育を受けてきたプロゴルファーのタイガー・ウッズと、様々なスポーツを経験したのちにテニスを選んだロジャー・フェデラー。   変化の激しい今の時代で、どちらが有利になるかを考えさせてくれるのが本書です。   音楽家、研究者、画家などで大きな成果を上げた人たちに共通するのが、ひとつの分野ではなく複数 […]

DEATH 「死」とは何か シェリー・ケーガン

    あなたが最後に『自分の死』について考えたのはいつですか?   僕たちはいつか必ず死ぬ。   未だかつて、誰ひとりこの運命から逃れられた者はいない。(不死の人いたら教えて!)   誰にでも必ず平等に訪れる運命とはわかっていても、それについて考えるのは怖いことでもある。   しかし、なぜ『死』は悪いものと考えられているのだろうか。 & […]

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