知られざる内向型の5つの強み
先日の記事で『内向型の10の特徴』について話しましたが、今回は内向型の強みについて話しみたいと思います。
あなたがもし内向型なら、この記事を読むことで、今まで欠点だと悩んでいたことがあなたの新たな強みに変わるかもしれませんよ。あなたが外向型なら、周りにいる内向型の人たち(自分のパートナーや子供、友人や職場の同僚など)のことを理解する手助けとなるでしょう。
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内向型の5つの強み
その1.よく考える
内向型の人は寡黙なように見えて、頭の中では絶えず思考が続いています。たとえ小さなことでも、過去の記憶や今までに得た知識と関連性を探して脳がフル稼働しています。それによって、話しながら考えるということが苦手で、自分の考えがまとまるまで話さない傾向にあります。しかし、一度話す内容がまとまると、周りが驚くほどの知識や考えを披露することがあります。よって、プレゼンで才能を発揮する内向型の人も多いのです。
よく考えるので、行動を起こす際にも慎重です。行動を起こす前に、いろいろなデータを集めて十分に吟味する傾向にあります。
僕の場合、10年くらい愛車を自分で整備しているのですが、修理する前に修理の仕方や失敗するリスクなどありとあらゆる情報を調べて、いけると思った場合に自分で作業します。
僕の大好きな世界一の投資家ウォーレン・バフェット(彼も典型的な内向型)も「リスクとは、自分が何をやっているのかわからない時に起こるもの」と言ってましたね。
内向型は熟考するのが得意で豊かな創造性を持っています。アインシュタインやニュートン、ゴッホ、J.K.ローリングなど科学者や芸術家、作家などにもたくさんの内向型がいます。
その2.集中力がある
内向型の人は、外部刺激に敏感で集中力を阻害されやすい反面、集中できる環境を整えることで驚きの集中力を発揮できます。
内向型の人はひとりでの作業が得意なので、集中できる環境さえ整えれば成果を出しやすいと言えるでしょう。
僕も、車の修理をしているとき、スマホの通知で集中力が途切れていました。スマホの通知を完全に切るためにバイブすら作動しないサイレントモードにしてからは、5時間とか余裕で集中できました(途中で休憩挟みますけどね)
内向型のあなたがもし作業や勉強の効率を上げたいなら、まずは環境を整えるべし。
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その3.観察力がある
内向型の人は外部刺激に敏感なので、五感を使って無意識に身の回りのありとあらゆる情報を集めています。ぼーっとしているように見えて、実はよく観察しています。
僕の場合、飲み会に参加するときは話し手の話の内容もそうですが、無意識にその人の服装やコミュニケーションのとり方までできる限りの情報を集めてその人を知ろうとしています。何かに集中している時や考え事をしている時以外は、常に観察している気がします。
海外旅行でも現地についたら、まずは散歩しながら人や建物などをよく観察して、なぜこの人はこの服装なのか、なぜこの建物はこのデザインなのかなどを考えています。
内向型の人はよく観察するので、外向型の人が気づかない些細なことまで気づいているかもしれません。
観察力といえばシャーロック・ホームズ。観察力を鍛えたいならこの本がおすすめです。
その4.話すよりも聞く方が好き
コミュ力が高い人の特徴は「よく質問をする」、つまり「聞くこと」です。
コミュニケーションが苦手だと思われている内向型ですが、聞き役に回ることが多いため、実はコミュニケーション能力が高いと言えます。
それに加えて、内向型の人は雑談よりも意味のある深い話を好むため、仲良くなるまでに少し時間がかかりますが、一度内向型の人と仲良くなれば深い関係になります。内向型の人は聞き上手なんです。
しかし、内向型の人は親しい人以外にはあまり自分の感情や考えを表に出さない傾向にあるため注意が必要です。
自分の考えや感情を表に出すことで、信頼され人間関係のトラブルを防げます。
僕も楽しく振る舞っているように見えても、ごくわずかな親しい人以外に本音を話すことがなかったので、不思議な人と思われることが多かったようです。影ではミスターXと呼ばれていたかもしれませんね。
元々聞くことが得意な内向型のあなた、少し勇気を出して自分の感情や考えを表に出してみましょう。
聞く力をさらに高めたい人には、こちらの本がおすすめ
その5.共感力が高い
内向型の人はコミュニケーションを取る際、自分の発言によって相手を不快にさせたらどうしようと考えて消極的になります。つまり、相手の感情に鈍感だからこそ自分からガンガン話しかけられる外向型に比べて、相手がどう感じるかに目が向けられている内向型は共感力が高いのです。
それに加えて、ひとりの時間が必要な内向型は、ひとりの時間に読書したり、ドラマや映画鑑賞したりするのが好きなので小さい頃から共感力が鍛えられています。
共感とは「相手の感情を読み取ることではなく、この状況だったらこの感情になるだろう」という予測です。
内向型の人は、読書(特に小説)や映画、ドラマ(特にヒューマンドラマ)で、「AのケースではBの感情になる」という情報をたくさん得ているので相手に共感できるのです。
共感力を鍛える方法
- 瞑想
- 読書(特に小説)
- 映画やドラマ(特にヒューマンドラマ)
昨今では、成功するためにはIQ(知能指数)よりもEQ(心の知能指数)が重要だと言われています。共感力が高い内向型は大きな武器を持っているということになります。外向型と内向型は生まれつきの脳の作りの違いと言われており、今から変えることはできません。しかし、内向型がしっかりと不安対策をしてコミュニケーションスキルを身につけることで、外向性を身につけることができます。そうなったら最強ですね。
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まとめ
いかがでしたか。他にもたくさんありますが、今回は内向型の5つの強みを挙げてみました。外向型の人に有利な世の中ではありますが、大きなことを成し遂げてきた内向型の人も多数います。
内向型の僕たちも自分の強みを知り、それを活かす戦略を取ると自分の夢や目標を成し遂げる可能性が高まるでしょうね。
時間は有限なので、自分の嫌なこと(例、飲み会や興味のない雑談など)に使っていたらあっという間に過ぎてしまいます。貴重な時間を、もっと自分の強みを活かせる自分にとって大事なことに費やしてみてはいかがでしょうか。
この記事が、あなたが自分らしく生きるきっかけになってくれたら幸いです。
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