世にも恐ろしい物語

世にも恐ろしい物語

 

 

どうも、ゆうまです。

緊急事態宣言が解除されましたね。

僕がコーチを務めるボアソルチサッカースクールも、6月頭から練習を再開しております。

 

今回の話は、サッカースクールの練習場所に向かう途中で僕の身に起きた、身の毛もよだつ世にも恐ろしい物語です。

 

 

これは数日前、僕が自分の車で練習場所に向かっていたときのことです。

サッカースクールの練習開始時刻は午後5時で、僕はいつも、練習開始の5分から10分前に着くように家を出ます。

 

 

沖縄の国道58号線は片側三者線の大きな道路で、平日は午後4時過ぎくらいから交通量が増えて徐々に渋滞レベルが上がっていきます。

それでも僕は余裕を持って家を出ていたので、このままいけば10分前には練習場所に着きそうでした。

 

 

みなさんご存知のとおり、僕の身には定期的にありえないハプニングが起こります。

そんなありえないハプニングが毎日起こったのがバリでの1カ月の滞在で、それをまとめたのがこちらの本です。

 

 

 

まあその話は置いといて、この時も僕はハプニングの前兆を感じ取っていましたね。

 

 

僕は、交差点から2、300メートル後ろの一番左側の第一車線にいました。

緩やかな左カーブだったので、僕の超絶良い視力も相まって、僕の車線の前方が良く見えましたね。

ようやく信号が青になるのが見えたので、やっと進んでくれるわ、と僕はほっとしました。

 

 

そして、真ん中の車線、右側の車線は先頭から徐々に車が進んで行きます。

 

 

ところが、僕のいる車線だけなぜか進まないんですよ。

僕の車線の先頭の2、3台の車は進んでいったのですが、それ以上この車線が全く進まないんですよ。

 

冷静沈着な僕は、左折する車がモタモタしてつっかえてるのかな、などと思って、そこらへんの凡人ならすでに焦ってイライラしている状況にもかかわらず、一年半以上続けている瞑想で鍛えた精神力で落ち着き払っていましたね。

 

 

ところがしばらくしても、僕の隣の二車線だけ流れて、僕の車線だけ全く進まないんですよね。

その間、二回も信号が青になりましたからね。

 

 

こうなってくると状況は変わってきます。

僕が考えたのは、追突事故が起こって進まない、ということ。

 

 

次に信号が青になると、僕の車線の2、3台が真ん中の車線に車線変更して抜けいくのが見えました。

僕も隣の車に譲ってもらい、どうにか真ん中に車線変更をすることができました。

 

その間も、左側の車線は全く進みません。

いったい、どうしたというのだろうか。

 

人間誰しも、そんなことがあったら気になりますよね。

僕も思わず、その動かない車を横切るときに様子を見ちゃいましたね。

 

 

すると、車が無傷だと安心したのも束の間、それを見た瞬間、僕は見てはいけないものを見てしまったとすぐに後悔しました。

 

 

 

だって、運転手がこんな状態だったんですよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカ人の運転手が、白目むいて口が開いたままになっていたんです!

 

 

おまけに、すぐ近くの道路沿いのガソリンスタンドの店員がダッシュでその車に向かって走って行くのも見えました。

 

 

こうなってくると、僕の脳裏には、運転手が何かしらの発作を起こした、という考えが浮かんできました。

先ほどまでの冷静さとは打って変わって、僕はかなりの衝撃を受けました。

 

 

しかし、僕も前方を見ないと事故を起こしかねないので自分の運転に注意を向け、交差点を抜けると、次の交差点での左折に備えて再び左側の車線に戻りました。

次に左折するまで、あと100メートル。

 

 

 

とここで、バックミラーに先ほど白目をむいていた運転手の車が写りました。

僕はこう思いましたね。

 

 

 

あー、よかった。発作とかじゃなかったんだ。

信号待ちで居眠りしてたのかな。だから、ガソスタの店員さんも運転手を起こしに行ったんだ。

それにしても、その車の後ろの人は、なぜクラクションを鳴らさなかったんだろう……

 

 

ん、待てよ!

 

信号待ちで居眠りしてたってことは、また居眠りする可能性が高い!

居眠りする可能性が高いということは、オレの車に追突してくる可能性が高いではないか!

 

 

この車で日本一周の旅に出る予定なのに、今この車に追突されるわけにはいかない。

いくら温厚な僕とはいえ、自由や挑戦を邪魔されることをひどく嫌う。

もし今一番大事にしている車に追突されたら、怒り爆発でその運転手を抹殺しかねない。

 

 

お願いだから、く、来るなー!!!泣

 

 

 

 

それでも、僕は100メートル先で左折する予定だったので、左折したら大丈夫だろう、と油断しきっていましたね。

ところが、やつも左折してくるんですよ。

 

 

く、来るなー!!泣

 

 

左折して50メートル先のT字路にも信号がある。

やばい、信号が赤だ!

 

 

追突まで約20メートル!!

やつが迫ってきている。

 

そこは幸運の持ち主でもある僕。

ここで神様が救いの手を差し伸べてくれて、タイミングよく信号が青になりました。

ここで僕は右折だ。もうついては来るまい……。

 

 

だがしかし、やつはついてくる。

お願いだから、勘弁してくれよー!!!泣

 

 

右折して100メートル先で左折したら練習場所につく。もう少しで逃げ切れる!

しかし、50メートル先の信号が赤だ。

止まったら当てられるかもしれない、そう思った僕は信号から20メートルほど、まだ距離がある状態でブレーキを踏んでスピードを落としていきました。

これによって、相手が止まることを確認して、僕が最後に停止線まで進んで止まり、車間距離を開けるのが狙いでした。

それにスピードが落ちているので、もし当てられたとしてもダメージを最小限に抑えることができます。

 

狙い通り、相手も早めに減速しているのがバックミラーに写っていました。

 

 

 

とここで、僕が停止線で止まる寸前に信号が青に変わってくれました。

ここぞとばかりに僕はいつもより勢いよく加速して、最後の左折ポイントーーここを曲がれば練習場所ーーを曲がりました。

 

 

 

 

がしかし、やつも左折してきた!!

 

 

 

まだ来るのか!!なぜだ!!

 

 

と思いきや、途中にあるマンションの駐車場に入っていったみたいでした。

 

 

懐かしの名作『桃太郎電鉄』、通称【桃鉄(ももてつ】で遊んだことある人ならわかりますよね?

ボンビーに追いかけられる恐ろしさ!!

 

もしくは、バイオハザードの追跡者ですよ!!

 

 

 

この話は『多良間島で本当にあった怖い話』をぶっちぎりで追い抜いて、僕の経験した怖い話のトップに躍り出ました。

 

いくら僕が瞑想でメンタルが鍛えられたといっても、この状況ではパニックになるしかないですね。

それでも、いま振り返っても、被害を最小限に抑えるために適切な行動を取ったと自負しております。

 

 

 

みなさん、運転中に眠くなったら無理しないで、近くの止められる場所に車を止めて仮眠を取ってください。

眠気の中では、認知力(気づく力)、判断力がバブル崩壊時、リーマンショック、コロナショック時の株価くらい爆下りするので、かなり危険です。

15分程度の仮眠をとるだけで脳が通常レベルまで回復するらしいです。

 

交通事故のリスクを取るか、15分での安全を取るかはあなた次第です。

 

 

 

以上、ボンビー(追跡者)から逃げ切った、超絶サバイバーからの報告でした。

 

 

最後にもう一度、内向型で好奇心旺盛な僕のバリでの冒険記の紹介です。

『冒険で学ぶ人生のサバイバル術(上)(下)』、もしあなたが若い時にもっと挑戦するべきだったなと思っているなら、ぜひチェックしてみてください。

Kindle Unlimitedで無料となっています。


 

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