超ヤバい経済学 スティーブン・レヴィット スティーブン・ダブナー
- 2020.11.26
- 知識の宝物庫(読書記録)
- クリティカルシンキング, データ, 常識, 経済学, 統計, 非常識
『世の中はおもしろいことで溢れている』
『ヤバい経済学』の続編である本書もかなりヤバかった。
男女平等という考えが広まったのはここ数十年の話ですが、年収などあらゆるものを数字で見るとまだまだ平等ではない模様。
その中で、僕たちがなかなか知ることのできない、世界最古のビジネスである『売春』の実態が本書で取り上げられてるんですよねー。
いくら稼いでるのか、どんな客層か、どんなプレーでどんな料金なのかなどなど。
なぜ売春が違法でもなかなか取り締まられないのか、不思議に思いませんか?
他にも、医師が手を洗うと出産での妊婦と赤ちゃんの死亡率が下がったり、チャイルドシートよりも安上がりな子どもの安全を確保する方法だったり、数字で見ると違った世界が見えてくるんですねー。
僕にとって一番おもしろかったのは、サルにお金の仕組みを教えると、サル同士で売春が起こったこと。笑
僕たち人間(サルたちも)は何やかんやいって、インセンティブで動いてることが多いみたい。
ウルグアイのムヒカ元大統領が言ってたみたいに、長持ちする家電を作れるのに定期的に買ってくれないと企業の利益が上がらないから短命な商品を作る、みたいな誰かのインセンティブで世界は回っているのかもしれない。
まずは疑ってみることから始めると、もっと世界を知ることができるかもしれない。
あのニュース、あの記事は本当なのかな、僕たちにこう思わせることで、誰の利益になるだろうか。
最後に、内向型で好奇心旺盛な僕のバリでの冒険記の紹介です。
『冒険で学ぶ人生のサバイバル術(上)(下)』、もしあなたが若い時にもっと挑戦するべきだったなと思っっているなら、ぜひチェックしてみてください。
Kindle Unlimitedで無料となっています。
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