悟りを開いてしまったかもしれない件
かなりの内向型でHSP(highly sensitive person –敏感な人)レベルも高い方の僕ですが、自分の性格のことを知ったり、瞑想を約2年続けてきたことによってかなりメンタルが強くなって動じないことが増えてきたように感じます。
そんな僕が悟りを開いたかもしれないことを悟った場面に遭遇したので、その話をしたいと思います。
ある日の午後、僕は愛車のハンドルを握り、片側二車線の大通りの左側の車線を走らせていました。
100メートルから200メートル先に赤になっている信号があったので、そろそろ減速の準備しなくちゃなあと思った時に事件は起きましたね。
右側の車線は信号待ちの車が多くて、僕の方の車線は比較的少ない状態でした。
その状況を見たからでしょうか。
僕のすぐとなりの右側の車線で軽自動車が車体半分くらい僕より前を走っていた車の左フロントタイヤが、突如、こちら側に傾き始めてるのが見えました。
もちろんそれにあわせてその車の車体も、僕の車の目と鼻の先、もしボンネットから手が生えてるなら確実に届く距離に向かって移動し始めました。
その直後、その車の左ウィンカーが点滅し始め、ぐいぐいと僕の車の目の前に車が入ってこようとします。
それを見た僕は、ものすごく冷静に減速してかわしながら、その車が僕の存在に気づくまで親指一本でクラクションを鳴らし続けながら様子を見守っていました。
そして、僕の存在に気づいたその車は自分の車線に慌てて戻っていきました。(50メートル以内には僕らの2台以外はいなかった)
この時に思ったんですよねー。
なんじゃこりゃー!!!
いや、その運転手にキレてるわけではありません。
自分のあまりの冷静さに驚いていたんです!!!
というのも、今までの僕だったら運転中にこういったピンチがあると、一応危険回避はできるのですが、驚いて心臓バクバクしまくってクラクションを鳴らせないうえに、危険運転した運転手に恐怖やら怒りの感情が湧いてくるわけですよ。
しかし、今回は完全に今までの僕とは違いましたね。
目の前の命の危険に対して、バリ島での濡れた高速道路をバイクで走ってた時にスピンしそうになった時くらい、めちゃくちゃ冷静だったんですよ。
バリ島では最高レベルのピンチだったから体が勝手に反応したかもしれませんが、日本での車の運転でこのスーパークールパワー(超絶冷静モード)を発揮したことがありませんでした。
まるでサイコパスの人がものすごく冷静に殺人を犯していくようでしたね。
僕の親指は一子相伝の北斗神拳伝承者のケンシロウの親指のように
指先ひとつでダウンさ〜
の体で、自分自身や状況を一歩引いて客観視しながらクラクション鳴らしてましたもん。
その感情の起伏の少なさといったら、ケンシロウというよりむしろ、トキに近かったかもしれません。
もちろん、一瞬怖いと感じて心臓バクバクしましたよ。
しかし、これまで続けてきた瞑想のおかげで、「あ、自分怖がってるな。心臓バクバクしてるな」て冷静に見ている自分をさらに一歩引いて見ている自分がいましたね。
心を無にしようとするのではなく、感情に思考に飲み込まれることなく(同一化)、ただひたすらどんな感情も思考も観察し続けるのが瞑想の極意です。
ということで、やはり僕は悟りましたね。
と結論づけたところですが、瞑想的には「オレは悟った」というエゴ(自我)も観察し続けなければいけないわけで、結論を訂正します。
僕は悟っていない、ということを悟りました!!!
※現在勉強中のこちらの本についての記事を近々投稿しますね↓
瞑想について↓
僕の悟り関連のお話↓
あ、最後にもうひとつ、瞑想する前の僕が直感で数々のありえない修羅場をくぐり抜けたバリでの冒険記の紹介です。
『冒険で学ぶ人生のサバイバル術(上)(下)』、もし、こんなブログを書くやつの冒険がどんなものか興味があればチェックしてみてください。
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