【ルールを守る者はルールに守られる】意外と忘れがちな交通ルール5選+1
どうも、普段は愛車のスバル R2をスターウォーズの R2-D2号にカスタムしているユウマです。
長く車と関わっていく中で車に愛着が湧いていき、だんだんと『この車を事故から守りたい』と思うようになりました。
そんでもって以前に、『交通事故を7割減らすたった2つの習慣』を紹介しました。
その本を読みながら、意外と道路交通法のルールで忘れていることが多いことに気づきました。
ということで、今回のテーマを「意外と忘れがちな交通ルール5選+1」ということにしました。
全然合理的じゃない、現代社会に適してないなど意見はあると思いますが、法律だからしょうがない。
道路交通法が改正されない限りは、ルールに従って運転してた方が何かあった際に自分や大切な人たちの命を守れるのではないでしょうか。
最近はドライブレコーダーを搭載している車も増えてるので、あなたの運転は記録されている確率が高い。
ということで、道路交通法に沿った運転をしていた方がもし事故を起こしたとしても、あなたの運転に非の打ち所がない(もしくは少ない)はずなので有利になるかと思います。
あなた自身もちゃんとルールを守れているか、覚えているか、確認しながら読み進めてみてください。
1・聖地「横断歩道」を守れ
信号のない横断歩道で歩行者が渡るタイミングを図っています。
あなたならどうしますか?
譲る気分なんで譲ってあげますか? それとも、急いでるから歩行者を無視して通過しますか?
正解は、問答無用で一時停止しなければなりません。
道路交通法38条「横断歩道における歩行者優先」
『横断歩道に近づいた車両は横断する歩行者がいないことが明らかな場合のほかは、その手前で停止できるように速度を落として進まなければならない。さらに横断歩道を横断しようとする歩行者があるときは横断歩道の直前で一時停止し、かつその通行を妨げないようにしなければならない』
横断歩道にいる歩行者をスルーした場合、以下のような罰則があります。
「横断歩行者等妨害」という違反になり、違反点数は2点(酒気帯び0.25mg以下の場合は14点、酒気帯び0.25mg以上の場合は25点)、反則金は普通車9000円、大型車1万2000円、バイク7000円が科せられる。
ひぇ〜、恐ろしや〜。
僕も以前までは知りませんでした。いや、免許取得の時に筆記試験は受かってるので、忘れていた、が正しいでしょうね。
あなたは覚えていましたか?
2・この想いよ、届け! 左折します
なんでもっと早く言ってくれなかったんだよ〜!
事後報告してくるやつ、困りますよね。
これと同じことが道路では頻繁に起きています。
それが直前にウィンカー出すやつ、もしくは全くウィンカー出さないやつです。
ウィンカーは周りに前もってあなたが右左折、もしくは車線変更を知らせて、追突されるなどの事故を防ぐためにあります。
だから直前にウィンカーを出しても、全くその役割を果たしていません。
それに、あとでくわくし述べますが、最近のドライバーたちは車間距離を十分にとっているとは言い難いので、直前にウィンカーを出すと追突される確率はさらに高まります。
右左折するとき
交差点などで右左折しようとするときは、右左折する地点の30メートル手前からウィンカーを点滅させ、右左折が終わるまでウィンカーを点滅させます。転回するとき
転回する地点の30メートル手前からウィンカーを点滅させ、転回が終わるまでウィンカーを点滅させます。車線変更(進路変更)をするとき
同一方向に進行しながら車線変更をする際は、車線変更(進路変更)をする3秒前にウィンカーを点滅させ、車線変更(進路変更)が終わるまでウィンカーを点滅させます。発進・停止・徐行をするとき
車を発進するときは、周りの安全を確かめてから右のウィンカーで発進の合図を出し、停止するときは周りの安全を確かめてから左のウィンカーで停止の合図を出します。
また徐行するときもウィンカーで合図を出します。発進・停止・徐行ともに行為が終了するまでウィンカーを点滅させます。
これができてないと以下の罰則があります。
違反点数:1点
反則金:大型車7,000円、普通車6,000円、二輪車6,000円、原付5,000円
もしくは
罰金:5万円以下
右左折は30メートル手前、車線変更は3秒前、『早めに周りに知らせるためのウィンカー』と覚えておきましょう。
3・マジで車は急には止まれません
まずは、この動画を見たまえ。
レーシングドライバーの技術を持ってしても、高性能のスポーツカーであっても、止まるまでにはこれだけの距離が必要なのだ。
これを踏まえたうえで、スポーツカーと比較したあなたが乗っている車の性能、レーシングドライバーとのあなたの運転スキルを考えてみて欲しい。
それでは質問です。
あなたが車を運転していて、あなたの前方の車がもし急ブレーキしたとしよう。あなたは前の車に追突せずに止まることができますか?
道路交通法第26条の「車間距離の保持」では、直前の車が急停止してもこれに追突しない距離を保持することが定められています。
これを守っていない人は、一般道での車間距離不保持は「車間距離不保持違反」、高速道路での車間距離不保持は、「高速自動車国道等車間距離不保持違反」という違反になってしまいます。
道路交通法第26条により、車間距離不保持違反の罰則は一般道路は5万円以下の罰金、高速道路は3ヵ月以下の懲役または5万円以下の罰金になります。
あなたが止まれる自信があるにせよないにせよ、あなたの車と前方の車の間に【物理的な止まれる距離】が必要です。
具体的な車間距離は以下の通りです。
30~60km/hの場合
速度計の数字から15をひいた距離(m)以上
たとえば50km/hであれば35m以上の車間距離をとります。60km/h以上を超える場合
速度計の数字と同じ距離(m)以上
たとえば80km/hであれば80m以上の車間距離をとります。
交通事故を7割減らすたった2つの習慣でも紹介しましたが、時間で計算すると3、4秒は前の車と車間距離を空けると交通事故を4割減らせます。
4・バスという名のでっかい弱者には優しく、が義務
バス停で停止していた路線バスがウィンカーを出して車道に復帰しようとしています。
交通量の多い中、30メートル後方を走っていたあなたならどうしますか?
では、道路交通法をみて正解を導き出してみましょう。
路線バスの停留所において、乗客の乗降のために停車していた路線バスが、発進するために進路変更をしようとして合図をした場合は、その後方にある車両は、急ブレーキや急ハンドルで回避しなければならない場合を除いて、合図を出した路線バスの発進を妨げてはいけません(道路交通法第31条の2)。
ということは、危険じゃない限りは譲らないといけませんよ。守らない人は以下の罰則がありますよ。
乗合自動車等発進妨害
違反点数1点、 反則金は大型車7,000円、普通車6,000円、二輪6,000円、原付5,000円、 5万円以下の罰金となってます。
これも結構忘れている人が多いんではないでしょうかね。
5・光を灯せ! オレ、ここにいるよ!
最後はヘッドライトについてです。
あなたは信号待ちで対向車が眩しいからと、ヘッドライトを消灯してスモールだけにしますか?
もしくはそんな車を見たことはありませんか?
実は、道路交通法的には、この相手を気遣った行為もアウトです。笑
道路交通法の第五十ニ条には、『車両等は、夜間、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。(略)』と記載されています。
つまり、交差点の信号待ちであろうと、ヘッドライト消灯は道路交通法違反にあたります。スモールとフォグランプだけ点灯もアウトです。
ヘッドライトを消していてはあなたの車が見えにくいこともあります。
安全のためにも存在感は示してください。
ちなみに夜間の定義は、日没から日の出までらしいですよ。
ヘッドライト消灯は無灯火運転となり、以下の罰則があります。
違反点数1点、反則金は大型車で7000円、普通車・二輪車で6000円、そして小型特殊車と原付でも5000円が罰せられます。
思いやり行動なのに違反となるのは辛いですね。
でも視点を変えれば、他車にあなたの存在を知らせて配慮する行動も思いやりではないでしょうか。
ちなみに道路交通法では、どこを走ろうと基本はハイビーム、先行車や対向車がいる場合はロービームとなっています。
番外編「あなたの止まれは完全に止まってる?」
A「だーるまさんがこーろんだ♪ あ、B君動いてる」
B「ちゃんと止まってたよ!」
A「いや、そういうのいいから。脚がプルプル動いてたからね」
「止まれ」の標識を見て完全停止しなかったあなたが警察に止められても、こんなことを言うつもりですか?
「止まれ」マークの意味
道路標識「止まれ」は「一時停止」を意味し、この標識のある場所では停止線または交差点の直前で一時停止しなければなりません。
「止まれ」の標識のある場所では必ず車を完全に停止させ、左右、前方の安全を確認してからゆっくりと車を発進させましょう。
たまに徐行してるだけの人がいますが、あれは完全にアウトです。角から出てきた歩行者を引いてしまうリスクもあります。
一時停止の違反は、違反点数2点、大型車9000円、普通車7000円、二輪車6000円、小型特殊車・原付5000円、となっています。
気をつけなはれや!
まとめ
普段の運転であなたはどれくらいこれらを守れていましたか?
免許取得してだいぶ年数が経っていると思うので、忘れているルールも多数ありますよね。僕もそうでした。
しかし、こうやって復習することでまたルールを守って運転していけばいいのです。
ルールを守る者はルールに守られる。
事故を起こしたらこちらにも相手にも、周りの人にまで影響を及ぼします。
それを踏まえたら、ルールに守られる者の中にはあなただけでなく、あなたの愛車、家族など大切な人も含まれるのではないでしょうか。
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