【驚愕の人類史】銃・病原菌・鉄 ジャレド・ダイアモンド

【驚愕の人類史】銃・病原菌・鉄 ジャレド・ダイアモンド

 

 

どうも、ユウマです。

歴史を知ることによって、現代社会で起きてる現象を大局的に見れるようになるので、歴史っておもしろいなあと思っています。

で今回は、なぜ今の時代、先進国であるヨーロッパやアメリカ、最近では中国が世界を引っ張っていて、アフリカなどの発展途上国が遅れをとっているのか、という疑問に答えてくれる一冊を紹介します。

 

 

 

 

今から1万3000年ほど前から、人類がどのように発展して今のような国々に分かれるようになったかを、考古学的、言語学的、生物学的なエビデンスを踏まえて解説してくれるのがこちらです。

 

 

 

著者のジャレド・ダイアモンドさんは生理学者、進化生物学者、生物地理学者であります。

まあ、いろいろと難しそうな肩書きですけど、以前に「セックスはなぜ楽しいか」という人間だけでなく、他の動物や昆虫も踏まえてセックスについて語るという、最強におもしろい本も出版しています。

 

そんな著者が書いた本ですから、おもしろくないわけがありません。

そんなモチベーションで読み進めていきました。

 

とまあ、ざっくりこの本についてまとめると、以下のようになります。

 

 

 

・気候などの外的要因が食糧生産に有利な地域で食糧生産(農業や動物の家畜化)が始まる

・安定した食料が調達できるので定住して人口が増える

・家畜から病原菌がうつり、病原菌に対する免疫を得る

・労働力が余って発明に集中できる人がいるので、創造的な発明が生まれる

・発展した地域のものたちが遠征に出ると、病原菌が先住民に感染して壊滅的ダメージを受ける

・騎馬隊や銃など、当時最先端の圧倒的な技術で侵略して領土拡大していく

 

 

こんな感じの流れになります。

これを踏まえての感想としては、やはり昔も、最新情報や最新技術を取り入れてるものが弱者を圧倒して虐殺したり、奴隷化したりというように、情弱(情報的弱者)が詐欺師に搾取されるような現代社会に起きることと変わらないんだなーと思いました。

 

人間は元々良い行いをするという性善説を信じる人にとっては残酷な歴史なんですけど、人類史は動物を絶滅に追いやったり、侵略して虐殺やレイプ、奴隷化などがあったりと残虐の限りを尽くした恐ろしい歴史なんですよねー。

 

そういった特徴があるにも関わらず、時々心温まるストーリがあるじゃないですか。だからこそ、さらに感動するのではないでしょうか。

 

 

とまあ、ここまでさくっと紹介しましたが、まだ「なぜ持つものと持たざるものに分かれたのか」の結論は述べてません。

それはぜひ、本書を読んでみて人類史を探究しながら、人間についての理解を深めてみるといいかもしれません。

 

まあ、知らない方がが幸せなこともあるんで、無理強いはしませんけどね。

 

 

ただひとつ言えることは、こういった知識も取り入れることによってものごとを大局的に解釈できるようになって、よりよい人生の決断ができる可能性が高まるでしょうね。

 

 

 

 

 

 

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最後に、人類史に名を刻むかもしれないハプニングばかり起こった、内向型で好奇心旺盛な僕のバリでの冒険記の紹介です。

『冒険で学ぶ人生のサバイバル術(上)(下)』、もしあなたが若い時にもっと挑戦するべきだったなと思っているなら、ぜひチェックしてみてください。

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