第92話 ダークエンジェルを強制送還
翌朝、みんなより少し遅めに僕が目を覚ますと、グループの中で一番年長であろうアレックスが真剣な表情でディーバを説得していた。 アレックスの説得が終わると、正式に「ディーバ、強制送還」が決定した。 今日はウブド周辺を観光する予定だが、その時間が短縮されることを考えても僕たちグループにとってはディーバがいない方がいいという結論に至った。 ディーバは […]
人生一度きり。やらかしちゃおう。笑
翌朝、みんなより少し遅めに僕が目を覚ますと、グループの中で一番年長であろうアレックスが真剣な表情でディーバを説得していた。 アレックスの説得が終わると、正式に「ディーバ、強制送還」が決定した。 今日はウブド周辺を観光する予定だが、その時間が短縮されることを考えても僕たちグループにとってはディーバがいない方がいいという結論に至った。 ディーバは […]
僕のお気に入りのミュージックバーには、リサもユナもDJガールもいなかった。その代わり、前回ノリノリでキレのあるダンスを披露してくれたセキュリティのおっちゃんが、僕たちを笑顔で迎えてくれた。 僕はいまだに、このバーにセキュリティの必要性を感じないが、彼の場合はセキュリティの意味合いよりも客との和みといった意味合いが強いのかもしれない。 酔っ払いが暴れだしても […]
ウブドのメインストリートと思われる通りへ出ると、前回来た時と同じように欧米の家族連れやカップルがたくさんいた。その中に日本人の姿は見当たらない。海外に来てまで日本人と会いたくない、オレは日本人離れしている(よく友人に言われる)、と僕が無意識に思っているからなのかはわからない。 バリは日本人に人気の観光地であるはずなのに、この旅では1、2回しか日本人を見てい […]
僕たちはサヌールのインディホテルでアレックスとビビと合流した。 このカップルは数日の間、常にテンションMAX(特にマルセロとリッキー)の僕たちグループと離れ、束の間の二人だけの時間を過ごしリラックスできたようだ。二人の顔からその様子が伺える。 僕には二人が無理やり戦場にかり出される兵士のように思えて、気の毒に思う。 二人とバトンタッチして戦場を離脱すること […]
台湾系アメリカ人のケビンが合流した翌日、つまり2017年1月3日のことである。 この日は、僕たちと別れて別行動を取っていたアレックスとビビとサヌールで合流してウブドに行くことになった。しかし、ゆうやは帰国までの残りの日数をサヌールで1人でゆっくり過ごしたいということで、サヌールでお留守番だ。 確かにクタはパーティーピーポーにはぴったりの場所だ […]