カムバック in アルゼンチン
みなさん、Facebookを使ってますか?
Facebookに「1年前の今日」みたいな過去を振り返る機能があるじゃないですか。
今日の朝それを見た時に、忘れていたはずの怒りが僕の元にカムバックしてきました。
1年前の3月、世間が卒業だの新生活の準備だの慌ただしい時期に、僕は元ルームメイトのブラジル人、マルセロ師匠に誘われてブラジルに来ていました。
現在、インドネシアで働くマルセロ師匠が休暇に入って帰省するというタイミングで、「おまえも来いよ」とバリ島で一緒に冒険した3年前から誘われてましたからね。
詳しくはこちら↓
1か月の滞在期間のうち、最初の1週間ほどサンパウロにある彼の実家にお邪魔させてもらって、面白おかしいマルセロ師匠の父マサルさんとの再会も果たせました。
マサルさんとの思い出はこちら↓
1週間サンパウロに滞在したあと、僕はブラジル各地にいる友だちを尋ねる旅に出たのです。
詳しい話は気が向いたときにしますね。気長に楽しみに待っていてください。
話は、ブラジルとアルゼンチンをまたぐ世界最大のイグアスの滝をブラジル側から観光した翌日のことです。
どうせ国境沿いにいるからとついでに、世界のスーパースターリオネル・メッシが生まれた国アルゼンチンに行くことにしました。
バスで国境を超えてアルゼンチンに入り、国境近くの街Puerto Iguazu(プエルト イグアス)というところの小さなホステルに昼過ぎにチェックインして、夕方まで街をくまなく散歩していました。
日が暮れる頃、ホステルへの帰り道にボロいサッカー場で大人たちがサッカーしているのを見て、自分も混ぜてもらうためにサッカーのユニフォームに着替え、スパイクを持って戻ってこようと早足でホステルに戻りました。
僕が海外旅行に行くときは地元の人とサッカーを通して交流したいので、ユニフォーム2セット、サッカースパイク、フットサルシューズを持っていきます。
これらが僕のかばんのほとんどのスペースを占領してしまうんですけどね。
「オレも混ぜて」のひと言でほとんどの人が快く仲間に入れてくれます。(外国での僕は日本にいるときと比べて超外向的です。笑)
ホステルに戻り、ドミトリーにいたフランス人のジャン・ピエール(名前覚えてないので適当)も誘ってみると、ちゃんと言葉が通じてないのか曖昧な返事で、いつおじさんたちがサッカーを終えるのかもわからないので、僕ひとりで急いでサッカー場へ出発しました。
それが悪夢の始まりでした。
すでに日が暮れて全く人気のない暗くなった夜道を、僕は心もとない街灯の明かりを頼りにしてサッカー場へ歩いていました。サッカー場まではそれほど遠くなく、歩いて5分〜10分で着くほどの距離でした。
それでも日本よりは確実に危険であろう南米アルゼンチンの夜道であるため、怪しい人がいないか360度に細心の注意を払いながらサッカー場へ向かっていました。
その時です。右足のふくらはぎに熱湯をぶっかけられて火傷したような痛みを感じました。
何が起こったのかわからず、ふくらはぎを見ると……
ワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワン
(この中で1箇所だけ「ワワ(2文字連続)」になってるのはどーこだ? 嘘です。バーカ)
こんな犬が僕に向かって吠えながら猛スピードで後ずさりして、飼い主の家?の庭に逃げていき、大人しくお座りしちゃいました。
え、いったい何なの? ヒット・アンド・アウェイってやつ?
新手のピンポンダッシュ的な? ルイス・スアレスか!!
*FCバルセロナでリオネル・メッシのチームメイトで世界的ストライカーのルイス・スアレスを知らない人はこちらをご覧ください。
僕の頭の中が「?」で埋め尽くされているときに、実は僕のあとを追いかけて来ていたジャン・ピエールが声をかけてきました。
「犬に襲われていたみたいだけど、大丈夫?」
「大丈夫だけど……」
おまえを襲ってやろうか!! 一部始終見てたんなら前もって「あぶなーい!!」とか言えや!!
こうなっちゃいましたよ
この時、SNSにこのことを投稿すると、友人たちから狂犬病ワクチンを注射しないといけないと強く言われましたが、僕はなぜか強気で、病院に行かなかったんですよね。
改めてグーグルで狂犬病について調べましたが、めっちゃヤバイやつじゃないですか!!
僕は、スアレスに噛まれた人たちのことが心配です!!!
はい、反省します。次に海外に行くときはしっかりと予防接種受けようと思います。
命にかかわることですしね。
狂犬病ウィルスの潜伏期間は通常1〜3か月、まれに1年以上なので、もしここ数年以内に死んだら間違いなく狂犬病ですね。
一応、今の所はピンピンしています。僕を噛んだ犬があのあと10日以上生きていれば、犬は狂犬病に感染していないことになるそうです。憎い野郎だがまだ生きててくれるといいな……
反省で終わるとなんかスッキリしないので、このあとはアルゼンチンでの写真をお楽しみください。
こんなにおいしそうな骨付きドラムチキンのようなふくらはぎだったら、食べたくなりますね。犬の気持ちがわかる気がします。
僕のふくらはぎよりも足元が気になる人はこちら↓
噛まれた後はやっぱりサッカーに限りますわ。あまり動けないおじさんたちを僕のスピードとテクニックでキリキリ舞いしてやりましたわ。
終わった後は記念写真
無理やりイケメンとツーショット
ユニフォーム交換しようぜ。
日本ーアルゼンチン友好条約を勝手に締結。
アルゼンチンのクラシコ、ボカ対リーベルの試合をバーで観戦。ビールでアルコール消毒しましたよ。
きれいなお姉さんと人が襲われているのを黙ってみているジャン・ピエール。
E.T. ウチニカエル。(宇宙人ぽくないですか?)
1泊2日だけのアルゼンチンであっという間の滞在だったので、必ず噛むバックしたいですね。
噛むバックしたのは犬の方ですけどね。
噛むバック=噛む+後ずさり
カムバック改め、噛むバック、完。
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