第27話 裸の決闘
ジョナスと連絡を取り合ってディナーの約束をしたところだが、オレとゆうやはランチのあと何も食べていない。 すでにランチから8時間経っていて、ふたりとも空腹は極限まで達していた。ちょうどそのとき、ピザのにおいが漂ってきたので、においの元を辿っていくと持ち帰りもできるピザ屋さんを発見した。 ショーウインドウに4、5種類ほどのピザが一切 […]
人生一度きり。やらかしちゃおう。笑
ジョナスと連絡を取り合ってディナーの約束をしたところだが、オレとゆうやはランチのあと何も食べていない。 すでにランチから8時間経っていて、ふたりとも空腹は極限まで達していた。ちょうどそのとき、ピザのにおいが漂ってきたので、においの元を辿っていくと持ち帰りもできるピザ屋さんを発見した。 ショーウインドウに4、5種類ほどのピザが一切 […]
少し仮眠を取ったあと、突然ひらめいた。 そうだ! 出会い系アプリ「ティンダー」で情報を集めよう。ティンダーとは海外で有名な出会い系アプリで、登録すると近い距離にいる女性(設定で同性にも変更可能)のプロフィール写真が出てきて、ひとりひとりを「LIKE」か「NO」で振り分けていく。そして、相手も同じようにランダムで男性のプロフィール […]
翌朝、起床後にゆうやと共にさっそく行動開始だ。 ミッション、マルセロのカメラのバッテリーを2個購入せよ。 まずは近くのセブンイレブン(沖縄にはないけども)でサンドイッチとコーヒーを購入して朝食を済ませる。それから歩いて20分ほどの近くのショッピングモールに向かった。 ショッピングモールに着くと、まずは店内のマップを […]
クアラルンプールの夜の散歩に出かけることにしたオレは、フロントデスクのスタッフに夜の散歩をするならどこがいいかを聞いてみることにした。 フロントデスクのマイケルに尋ねてみると、そろそろ勤務時間が終わって他のスタッフと受付を交代するので、少し待って近くの歓楽街で一緒に飲みに行くことになった。 数十分待つと、他のスタッ […]
夜9時頃にマレーシアのクアラルンプールに到着すると、まずは両替所でインドネシアのルピアからマレーシアの通貨リンギットに交換した。それから、宿泊先の近くまで行くバスのチケットを買うためにチケット売り場へ向かう。 列に並ぶと、オレたちの目の前に並んでいる4人グループが英語以外の言語で何やら話しているようだが、なぜか聞き取れる。 そう […]
ビアンカが帰る数日前の午後、オレとゆうやはマルセロに呼び出されてホテルの1階のレストランに座っていた。 マルセロが真剣な面持ちで話し始める。 「ゆうま、ゆうや、お前たち2人に頼みがあるんだ。ビアンカと一緒にマレーシアに行ってくれないか?」 マルセロはオレたちに、バリ島で見つけることができなかったカメラの部品をマレーシアで探して購 […]
インフィニティプールで子どもといっしょにはしゃいでいるうちに、だんだんと日が暮れてきた。 暗くなる前に帰らなければならない。オレたちは帰り支度を始めるのだが、リッキーが一向にプールから上がろうとしない。 「リッキーもう帰るぞ」 「いやだ、オレはもう少しここに残る」 リッキーは相当インフィニティプールのことが気に入ったらしく、駄々 […]
マルセロがレストランで合流して、待ちに待ったドリームビーチでのランチが始まった。 それぞれが注文した直後、マルセロが来る前から怪しくなっていた雲行きが、待ってましたとばかりに活動を開始。 小雨が降り始めたと思ったら、あっという間に目の前の綺麗なオーシャンビューを遮るほどの大雨に変わる。 単に大雨が降るだけではなく、強い風も吹き付 […]
この日、ビアンカがブラジルに帰国することが決定した。 ビアンカはブラジルで父親と一緒に仕事をしているらしく、 このバリでもしばしば父と連絡を取っていた。 ビアンカは仕事でブラジルへ戻ることになって、残念ながら ここで離脱してしまう。 面倒見のいい兄マルセロが、バリ島のデンパサール空港までしっかりとビアンカを送り届ける。 朝一、み […]
ドリームビーチについたものの、レンボンガン島に詳しいジョッタの 案内に従って、まずはここにあるもうひとつの観光スポットを目指す。 さきほどの大雨で道はぬかるんでいて泥だらけになっている。 気を抜いていると、泥に足を取られて転びそうになった。 足を見てみると、ビーチサンダルが消えている・・・。 後ろを振り返ると、片方のビーチサンダ […]