第4話 旅立ちの朝、ゴーン!!

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朝6時半、誰かがオレを呼んでいる。ゆうやの声だ。それから大音量のアラームが鳴っているのが聞こえた。もう朝か。あ、寝るときも朝だったか。笑

まだ頭がぼーっとしている状態で起き上がると、ガンッ!!

いててててて。頭を強打した。なぜ??

 

 

 

視点を合わせてみると、すぐ目の前には天井がある。

そうか、昨日の夜、といっても1時間半前か。寝るときに二段ベッドの上に上がり、すぐに寝たのを思い出した。寝る前に、起き上がるときに絶対頭打つだろうなと思っていた通り、頭を打ってしまったのだった。

 

 

 

頭を打ったおかげで少し目が覚めた。ゆうやと天井さん、起こしてくれてありがとうございます。急いで準備してマルセロと合流した。

二日酔いでまだ頭がガンガンと痛む。売店で水を購入して、空港までのバスを待っている間に、がぶ飲みして少し生き返った。

 

 

 

空港行きの二階建てのバスが到着して乗り込むと、すぐに二階席に上がって席についた。

そして、二階席からの見晴らしを楽しむこともなく、眠気で自然に下がってくるまぶたに抵抗するのをやめて、自分自身の電源をオフにした。

 

 

 

1時間後にマルセロに起こされて、空港についたことに気づいた。

まだまだ二日酔いの頭痛と眠気が残る中、チェックインの手続きを済ませて飛行機に乗ると、また深い眠りについた。

 

 

 

また1ヶ月後にバリから帰るときに香港に戻ってくる。

またジョイスと会えるだろうし。それまで待っててけろー。

そう思いながら、香港から次の乗り継ぎ先のマレーシアのクアラルンプールに向けて飛んだ。

 

 

 

4時間かけてクアラルンプールに到着。機内でぐっすり眠れたおかげで、だいぶ体調は回復していた。クアラルンプールでは乗り継ぎだけなので、特にやることもなく、乗り継ぎの便をしばらく待って乗り換えた。

 

 

 

乗り継ぎの便に乗ると、いよいよ今回の目的地のバリ島について、オレたちの冒険が始まるかと思うと、またまた興奮してきた。最初から全開で冒険を楽しみたいのではやる気持ちを抑えて、仮眠を取ってエネルギーの充電を開始した。

 

 

 

さあ、これからいよいよバリでの冒険が始まる。いったいどんなハプニングが待ち受けているのでしょうか。乞うご期待を。